2004/01/11 根子岳(菅平牧場)

目的地
根子岳
地域
上信越
日時
2004/01/11
コース
菅平牧場登山口~根子岳往復
メンバー
単独
装備
Rossignor:T2/G3:TARGA T/9, Scarpa:T2('97)
天気
晴れ(上部ガス)

コースデータ

コースタイム
別荘地登山口[9:55]↑[11:00]1900m地点↑[12:00]根子岳山頂[12:15]↓[13:25]別荘地登山口
山行時間
03:27
実移動時間
03:07
最高高度
2214m
最低高度
1588m
累積標高差(登り)
685m
累積標高差(下り)
685m
移動距離
6.22km
平均速度※1
1.99km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

根子岳は奥ダボスや峰の原スキー場からの初級者コースがよく知られているが、へリスキーの滑降コースになっていることから整備されすぎの感があり、さらには雪質もクラストしていることが多く、これではいかにお手軽コース好きの私でも好んで行く気にはなれない。といいつつもアクセスの良さと晴天率の高さで、厳冬期には時々足を運んでしまう山である。
さて、今度の連休はどこに行こうかと天気予報を調べると、例によって上田方面だけが見事に晴れである。ならば湯ノ丸山ともうひとつどこかということで、そういえば根子岳には一般ツアーコースの他に別荘地からの登山ルートがあったこと思い出す。
ネットで調べると、奥ダボスや峰の原からのたくさんの滑降記録に交じって、ひとつだけ別荘地からのルートが紹介されている。詳細は書いていないが、まあそれなりに滑ることができそうだ。

ということで様子のよくわからないまま「人が少なさそう」という理由で向かった別荘地登山口であるが、結果的には滑りもロケーションも楽しめるすばらしいルートであった。
稜線上の最上部は岩が露出していたり、中間部は樹間が若干狭いなど手放しに褒められるルートではないが、それでもある程度の経験者であれば、こちらのほうが絶対にお勧めである。

09:53 1592m<br />
09:53 1592m
09:53 1593m<br />
09:53 1593m
10:07 1667m<br />
10:07 1667m
10:21 1732m<br />
10:21 1732m

実は登山口に着くまで、車を止める場所があるだろか、登山口はわかるだろかなどと心配していたのだが、なんのことはない、根子岳・四阿山へのメジャーな登山口のようで、除雪された立派な駐車場があり(P1)、登山口も立派な看板が立っているのであった(P2)。
準備をしているパーティーが3組ほどいたが、みんな四阿山へ向かって行った。ショートスキーが1組で、後は登山の様子。

9:55 準備を整え、出発。この日の別荘地からの登山者は私一人だったが、前日までのトレースが高速道路の如くしっかりついているという(P4,P5)、まさに都合の良い状態であった。
頂上付近はガスとはいえないような暗い雲で覆われているが、他は青空である。
しばらくは牧場内の気分の良い景色の中を進む(P3,P4)。基本的には夏道沿いで、頂上まで尾根上を一直線である。

10:37 1778m<br />
10:37 1778m
10:46 1833m<br />
10:46 1833m
11:26 2049m<br />
11:26 2049m
11:39 2112m<br />
11:39 2112m

10:37 大すきまルート分岐(P5)。
この辺りから樹が若干濃くなる(P6)。トレースは相変わらずしっかり付いており、楽に登れる。

11:30 2050mを超える辺りから、風がとても強くなる。
稜線上は木がなく、雪もかなり飛ばされており、ところどころブッシュや岩が出ている。ここから上はこの稜線上は滑れそうにない(P8)。ここまではスキー場からの一般コースとは比べものにならない名コースと思っていたが、上部については一般コースの方が良さそうだ。まあ初めは西斜面を滑り、途中でトラバースしてこの尾根に戻ればいいだけだけど。

12:14 2191m<br />
12:14 2191m
12:28 2077m<br />
12:28 2077m
12:39 1942m<br />
12:39 1942m
12:48 1860m<br />
12:48 1860m

12:00 根子岳(P9)。
この山頂のほうが風が弱く、雪も多い。先ほどの稜線だけあのように雪の少ないコンディションだった様子。
頂上に2パーティーいたが、ともにスキー場からの往復とのこと。

12:15 滑降開始。
しばらく西斜面を滑り、途中で往路の尾根にトラバースで戻ることにする。
西斜面はところどころ若干クラストしているものの、総じて快適な雪質。このままずっと滑り降りていきたいところだ。

12:30 ちょっと下り過ぎた様子で、左に本来下るべき尾根が見える(P10)。このまま下ると谷が深くなっていくので、この辺りからトラバースする。
尾根に戻ると、後はほどほど斜度のある快適な斜面が続く。
中間部は樹が若干濃い場所があり、初心者には多少難しいかもしれない(P11)。が、雪質は良いため、ある程度の経験者には最高の斜面である。
降りるのがもったいなく、休憩しながらゆっくり滑る。左手には明日登る予定の湯ノ丸山が見える(P13)。

12:49 1860m<br />
12:49 1860m
13:08 1731m<br />
13:08 1731m
13:11 1729m<br />
13:11 1729m
13:14 1696m<br />
13:14 1696m

尾根の下部は牧場で木もまばらとなり、初心者にはうってつけの斜面となる。日当たりが良く木も少ないため林間のようにサラサラパウダーというわけにはいかないが、これはこれで快適。登りのトレースはあれだけあったのに、うれしいことになぜか下りのトレースが少ない。おかげで広大な斜面を独り占めで滑れた。
13:30 駐車場着。スキーを履いたまま車まで戻ることができ、こういうつまらないこともちょっとうれしい。
行動時間3時間半。ちょっと物足りなさは残るが、手軽で良いルートであった。

周辺情報

真田温泉 ふれあい真田館 ★★★・・
500円

(2004/1/11)
この辺りに来たときは「湯楽里館」に行くことが多いのだが、本日は上田泊ということで真田町の「ふれあい真田館」へ行く。
温泉プールも併設しており、入浴料金で利用できる。すばらしいことなのだろうが、スキー帰りにはあまりメリットはない。
風呂は広く露天風呂もあるのだが、これといった印象はなく、これなら多少混んでも湯楽里館のほうがマシか。


(2015/1/12)
あずまや高原ホテルの立ち寄り湯が15時からになったのでこちらの風呂に寄った。
今回は割りと好印象。最近は湯楽里館の混雑度もひどくなってきたので、むしろこちらのほうがマシに感じる。 グレードも2→3に引き上げ