※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
昨晩は小谷の道の駅で車中泊し、この日はダマも合流して唐松岳の予定。しかし登山日和という予報は外れ、山は厚い雲に覆われ小雨まで降っている。午後から回復するとはいうが、それまで待てないので残念だが唐松岳は中止にする。
さてどうしようと考えた末、ダマは「てれまくり」に参加すべく志賀高原へ行くとのこと。
自分は試乗会にはさほど興味はなく、やはり山に登りたい。で、多少のガスでも楽しめそうな鍋倉山に登ることにする。白馬から多少距離はあるが、ここならスタート時間に応じていろいろコースを選択できるし、樹林帯なので多少のガスでも視界は利くだろう。それにブナの林間滑降が魅力の山なので、眺望が悪くても十分楽しめるはずだ。
10:12 548m 県道95号最終除雪地点(温井集落)発。
人気ルートで時間も遅いためすでに多くの車が道路脇に列を成しており、だいぶ後方に車を停めることになる。
まずは県道の西側に延びる林道上を登るのだが、ここからなら集落内の細道を使ったほうが早いはず。そう思って除雪された細道をしばし歩くが、突き当たりは2mほどの雪の壁。むろん階段なんてできているわけがなく、しばらく登れそうな場所を探してウロウロする。
結局壁の低いところから雪を削って登っていったが、余計に時間がかかってしまった。
20分ほどで県道95号に再合流。そのまま田茂木池の平原を突っ切り、北西に見える山小屋を目指す。
10:47 692m 都立大山小屋。ここから北西の沢を登ると、ほどなく登りルートの「巨木の谷」南側の尾根の取り付き地点。北側の尾根から登ってもいいのだが、なんとなくこの南尾根から登る習慣がついてしまった。
ここからしばらく急登が続く。先行者のトレースは尾根を巻くように南側の沢から大回りしているが、ベタ雪でシールがよく利くため急角度でどんどん登っていける。雪は柔らかいがそれほど潜らないため、トレースを外したほうがかえって登りやすい。
途中で針葉樹が交じるようになると傾斜は落ち、以降は登りやすくなる。
さらに登ると尾根は広がり、素晴らしいブナの疎林帯となる。晴れた日ももちろんいいが、今日のようにうっすらとガスに包まれたブナの森というのも幽玄でいい感じだ。
12:08 1282m 鍋倉山。山頂一帯は木が生えていないため、さすがに真っ白で何も見えない。いつも滑る北東斜面(西の沢)もまた真っ白なので今日はやめておきましょう。
その代わり、東側の斜面を途中まで滑ることにしよう。こちら側はガスが薄く十分視界は利くし、これまで滑ったことのない斜面なのでちょうどいい。
12:15 滑降開始。昨日のように気温が高いわけではないので雪はそれなりに締まっており、ベタ雪ながらも快適に滑っていける。なによりこの立派なブナの疎林帯を滑る楽しさというのは格別だ。
しばらく北尾根と南尾根に挟まれた広い沢を滑るが、ほどなく1150mで馬蹄型の深めの谷となる。
当初は南尾根に戻って尾根上を滑るつもりだったが、この谷も問題なく滑れそう。
下山ルートとしては使えないかもしれないが(あとでわかるが普通に使える)、どうせ途中で登り返すのだしと思いこの沢に滑り込む。
そこそこの急傾斜で、これまでのメローな緩斜面とはまた違った面白さがある。
そして途中で振り返って写真を撮っていると、ファインダーの中になにやら見たことのある木が。
森太郞ではないか!!!
なにげなく滑り降りてきたが、そういえばここは巨木の谷だった。
森太郞は一度見てみたいと思いつつ、場所を調べていなかったので見に行くのはまた今後にしようと思っていた。西の沢がガスでなければここに来ることはなかったわけで、たまたまとはいえラッキーだった。
12:32-12:49 983m(森姫のちょっと下辺り)。この辺りは北側の尾根との高度差があまりなく、沢から簡単に登ることができる。ここで滑降を終了し、北尾根から登り返すことにしましょう。
13:34-13:45 再び鍋倉山。
ちょっと前から時折青空が見えるようになっていたが、やがてこの辺りのガスは完全に晴れ上がる。残念ながら青空が広がるまでには至らなかったが、これだけでも十分だ。
山頂にはツアーの大集団がいたため、彼らが皆滑り降りるのを待って滑降開始。
先ほど同様北尾根と南尾根の間の広い緩斜面を快適に滑り、1150mで今度こそ南尾根へ。あとは登りルート通り、尾根上の滑降だ。
この先はさほど尾根は広くないが、雪は悪くないし、昨日のように苦労することもなくどんどん滑っていける。
田茂木池の平原に降りてからはストック漕ぎを交えてどんどん進み、往路の林道を滑ってあっという間に温井に到着。
山頂から30分。自分は滑るのが遅いので時間がかかっているほうだとは思うが、昨日の小日向山なんて、最後に車道に合流して駐車地点まで戻るだけでも40分かかっている。それに比べれば圧倒的に短いが、物足りなさを感じることはなく、満足感の高い楽しい山行になった。
(2013/04/14)
露天風呂がえらい離れていて、内湯からは千曲川に面した屋外の通路(さすがに塀はある)を歩いて行く必要はあるが、全般的にきれいで居心地は良い。
(2015/03/08)
冬は露天風呂への屋外通路は通れない様子。
この日は野沢温泉スキー場帰り(?)の若い団体がやってきて、体を拭かずに脱衣所をうろついたりと最悪だった。ただ、最寄りのスキー場にはそれぞれ温泉があるし、普段はここまで来るスキー客は少ないはず。たまたま運が悪かっただけと信じよう。
(2015/03/08)
以前寄った時には建物が立派な割りにたいしたものはないなぁと感じたものだが、久しぶりに寄ってみたら必要十分だ。
アフターには栗のソフトクリーム(300円)を食べ、持ち帰りの栗おこわ(620円)も購入。
土産物屋も小布施市内の有名店の銘菓が揃っていたりと、かなり充実。
ただ、高速道PAの駐車場からは相変わらず歩くのかな?(今日は下道から入ったのですぐ隣に停められた)