※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
久々にピエールからの誘いがあり、せっかくなのでちょっと遠目の白馬金山沢にでも行こうかということになった。が、予報によるとどうも天気が悪そうだ。ならば手近で安全なところ――ということで2週連続で平標山ということになってしまった。
出発までは雪のせいでモチベーションは下がりっぱなしだったが、こんな雪は冬ならば当たり前。出発してみればなんてことなく、逆に新雪のおかげで快適に滑れる。結局、快晴の先週よりはるかにおもしろい山行となったのであった。
月夜野ICでは雨だったが、三国峠から雪に変わる。
08:00 雪の中、登山口の駐車上着。先週とはうって変わって車が少ない。すぐさま行動する気にはなれず、車内でしばしウダウダ。といってもこの程度の天気は冬であれば当たり前、ちょっと外に出てみるとたかが知れていることに気づき、やっと出発する気になる。積雪は前週に比べ極端に減っているわけでもない。そこそこの山行は楽しめよう。
しばらくは緩斜面を木を縫って進み、やがて尾根への急登の取り付き地点に着く。ここから沢をそのまま詰めると山頂からはずれる方向になるので、いつも東側の急斜面をシートラーゲンで登っていたのだが、傾斜がきつくあまり良いルートではない。今回は東へ延びる沢沿いに登ることにする。
これが大正解、と書くのもバカの話で、ここを登るのはたぶん常識なのだろう。今回初めて気づきました。
シール登行のまま苦もなく尾根に出て、あとは尾根上を山頂まで伝っていけば良いのであるが、およそ1700mより下は尾根上は灌木や岩が出まくって、すんなりとは登れない。
途中1箇所、尾根の右側に回って急斜面をトラバースしなければならない個所もあり、念のため板を外して歩いて越える。ガスで下の様子が見えず、万が一滑落した場合どの程度落ちるかわからないためだ。ここは左から回るのが正解だったのかな?
ともかく危険個所を越えれば、あとはのんびり尾根上を登るだけ。
ガスのため山頂が見えないが、そろそろかという頃に無事に山頂着。風雪がひどく、まさに冬のよう。給水システムのストロー部分も当然のごとく凍っている。
さて、ぐずぐずせずにさっさと出発。
視界は効かないが、表面に積もった新雪のおかげで先週よりはるかにおもしろい。先週下りすぎた沢への下降ポイントもドンピシャ。尾根上から沢まで終始適度な林間を滑ることができた。
沢からは雪が重く、木をかいくぐっての板のコントロールが疲れる。先週よりはさすがに雪が少なく下部のブッシュもかなり目立っているが、板をはずすまでもなく林道まで滑ることができた。
除雪された道路脇も滑れないこともなさそうだが、板が傷つきそうなので今回は平和に板を担ぐ。
今シーズンは天気の良い日しか山に行かないという軟弱なスキーに撤していたが、悪天の日もそれなりに楽しむこともできる、それを再認識させられた山行であった。
(2004/4/4)
猿ヶ京に新しくできた立派な温泉施設。設備が充実している割に値段もほどほど。
露天風呂も3つありなかなか広い。
ハイシーズン中スキー客でどの程度混雑するかはわからないが、今後この方面に来た際の常用の風呂になりそうだ。
(2015/3/15)
日曜18時に訪問。この時間なら大丈夫かと思ったが、苗場帰り(と言い切っていいだろう)のスキー客で駐車場は大混雑。
駐車場整理の人もいたので常態化しているのだろう。
しかしまぁ中に入ってしまえばなんとか大丈夫。