※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
久しぶりの平標山。いつも3月下旬に来ていたため、厳冬期にヤカイ沢を滑るのは初めてだったりする。
最近は静かで展望も良い隣の日白山のほうが気に入っているのだが、万が一雪崩にでも遭った場合、他に誰もいないと完全に行方不明になってしまう。なので人の多い平標山にしておこうというわけだ。
さて、久しぶりのヤカイ沢だが、上部のボール状の斜面は相変わらず素晴らしい。この日は新雪ながら雪は重く、イメージ通りの滑りができずに多少悔しい思いはしたが、それでも十分に楽しむことができた。
ヤカイ沢に降りてからは傾斜が落ち、3月ともなると腐ってストップスノーとなるのだが、この時期なら十分滑る。なんだかんだでいいコースだと思い直すこととなった。
7:28 979m 駐車地点発。板を担いで登山道(平元新道)につながる林道に向かう。三国小学校跡地を突っ切れば近いのだが、雪で通れるかどうかわからなかったため、念のため別荘地(苗場ふれあいの里)入口のほうから回り込む(ちなみに小学校内も通ることができた)。
別荘地林道は圧雪路。スキーを履いてのシール歩きも可能だったが、そのまま最終除雪地点まで板を担いだまま歩く。
曇り空で時折雪もちらつくが、気温は高く、サングラスが曇って困る。
7:41 1015m 林道最終除雪地点。ここからシール登行。
しばらく登山道を歩き、河内沢の橋を渡った先で登山道を離れてヤカイ沢左岸を登る。雑木帯だが、ルートを選べば木に邪魔されることなく歩くことができる。
新雪は10cm程度。トレースも付いているので楽に歩ける。
8:47 1400m この先、ヤカイ沢は急勾配になり直登は厳しくなる。なので南東に向きを変え、南西尾根から回り込む。
まずは南西尾根までの登り。傾斜は増すが、ブナの疎林帯で登っていて気分は良い。
南西尾根は普段は風が強く、クラストして雑木が露出しているところもある。場合によっては右斜面から回り込むこともあるが、今日はその必要もなく、雑木を避けながら尾根上を直登する。
この辺りから天気は回復し始め、青空も見えるようになるが、下からはガスがどんどん上がってくる。山頂に着く頃には折り悪くガスに包まれるかもしれない。
9:58 1863m 平元新道合流。あとは山頂まで緩やかな尾根を登るだけだが、案の定ガスが上がってきて、辺りは真っ白に。すぐ隣の仙ノ倉山の姿も見えない。
10:16 1982m 平標山。ガスで展望はなし。それはよいが、滑降ルートが見えないのは困る。そのうち晴れるはずだと信じ、視界が良くなるまで待つことにする。
先行していた方も同じくガスが晴れるのを待っている。彼はヤカイ沢に直接滑り降りる様子。
10:49 ガスが薄れたところで滑降開始。
しばらく稜線上。傾斜は緩いが、硬い根雪の上に適度に新雪が被さり、思いのほか滑りやすい。
1820mで尾根を外れ、ヤカイ沢へドロップ。出だしこそ木は多いが、すぐに素晴らしい疎林帯の斜面となる。
ただし新雪ながら雪は重め。イメージ通りにターンを決められず歯がゆい思いをする。むろん自分の実力がないだけで、コース自体は最高だ。
1400mでヤカイ沢の広い谷底に出るまで素晴らしい斜面が続く。久しぶりの平標山だが、人気ルートだけあってなんだかんだで楽しいのだ。
ヤカイ沢に出ると傾斜は緩くなり、3月くらいだと雪が腐ってストップスノーになることも多い。が、今日は問題なし。ところどころ根雪が出てターンしづらいところもあるが、板は良く滑り、狭い樹林帯もスムーズに滑り抜けることができる。
11:32 1056m 平元新道合流。あとはトレースに乗って林道上を滑る。
河内沢の左岸に渡ると傾斜はなくなり、多少ストック漕ぎが必要。
最終除雪地点から先の圧雪路もそのままスキーで滑り、あっという間に三国小学校跡の脇に出る。
ここで滑降は終了。駐車地点までは三国小学校の敷地内を通ってすぐそこだ。
(2004/4/4)
猿ヶ京に新しくできた立派な温泉施設。設備が充実している割に値段もほどほど。
露天風呂も3つありなかなか広い。
ハイシーズン中スキー客でどの程度混雑するかはわからないが、今後この方面に来た際の常用の風呂になりそうだ。
(2015/3/15)
日曜18時に訪問。この時間なら大丈夫かと思ったが、苗場帰り(と言い切っていいだろう)のスキー客で駐車場は大混雑。
駐車場整理の人もいたので常態化しているのだろう。
しかしまぁ中に入ってしまえばなんとか大丈夫。