※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
今週末はダマも参戦可能とのこと。どこに連れて行こうかと考えていると、山スキーメーリングリストに谷川岳芝倉沢の記録が投稿された。時期的にちょっと遅いかとも思われたが、記録を読む限りは今週末もまだ楽しめそう。以前よりダマを連れて行きたいと思っていたので、この機会に行くことにする。
芝倉沢は以前カチカチの時に滑ったことがあり、その時は非常に怖い思いをした。なので雪が緩んでから滑り出せるよう、集合時間はちょっと遅めにする。下部は雪が緩みすぎて滑りづらいかもしれないが、カチカチ雪で滑落するよりはマシだ。
9時過ぎにロープウェイを降りたところで、天神峠リフトもちょうど運行開始する。天神峠までたいした登りではないが、もともとリフトが動いていたら乗ってしまおうと思っていたので、これ幸いとリフトを使う。
9:21 1489m 天神峠リフトトップ。
リフトから降りる際、前に乗っていたボーダーがいきなり転倒。初心者かと思ったら、リフトの降り口が完全な氷と化しており、自分もコケる。
リフト利用の場合、まず尾根上を標高差100mほど下るのだが、やはりガチガチに凍っており、エッジが利かずにここでも転倒。最近雨が降り、それがこの寒さで一気に凍りついたようだ。
芝倉沢はここまで酷くはないだろうが、ちょっと心配になる。なにしろこの辺りは青空も見えるが、山頂は厚い雲に覆われている。陽が当たって緩むこともないのではないか。
1395mのコルまで滑り、ロープウェイ降り場からの登山道に合流。登りはここから。雪は締まっており、岩場を歩くところもあるので、始めから板を担いでアイゼンで登る。
残雪は多いはずなので、少なくとも谷川岳山頂までは雪は繋がっているものを思っていたが、ところどころ地表が露出している。屋根だけとはいえ熊穴避難小屋を見たのも初めてだ。
山頂が近づくに連れガスが深まっていき、肩ノ小屋への登りでは完全に真っ白。この辺りは尾根も広く目印もないので、GPSを頼りに登る。
11:09 1961m トマの耳。
休憩なしでそのまま一ノ倉の稜線へ向かう。
雪は半分くらいしか付いておらず、岩稜歩きが多くなる。アルミアイゼンなので岩の上はあまり歩きたくないところだが、まあしょうがない。多少歯が丸まっても、どうせ山スキーでしか使わないので問題はない。
一ノ倉岳直下まではさほどのアップダウンはなく、岩稜など変化があって疲れを覚えずに歩くことができる。が、最後の登りでいつも一気に疲れが出て、とたんにペースが落ちる。たかだか100m程度の登りなので、後になってしまえば何てことなく感じるのではあるが……
12:42 1971m 一ノ倉岳。
前の週はそれなりに人がいたようだが、今日は天気のせいか我々が先着のようだ(昼休憩が終わり、滑り出す頃に2組の2人連れパーティがやってきた)。
さて滑降。通常は茂倉岳との間のコルからドロップするのだが、そちらは急斜面が続き、このガチガチ雪では一度転倒したら止められない危険がある。谷の右端から回っていけば傾斜はだいぶ殺せるが、今日はこの雪の硬さなので、さらに傾斜の緩い一ノ倉北尾根上を滑ることにしよう。
ガスは相変わらず濃く、いくら待っても切れそうにない。
13:05 滑降開始。
雪はやはりガチガチ。滑り出しの斜滑降でさっそくエッジが利かずに転倒するが、すぐに緩斜面となり、雪は硬くとも無難に滑れるようになる。
このまますんなり沢に滑り込めるかと思われたが、1850m付近で雪が途切れ、スキーを持ってしばし歩く。笹ヤブ帯なのだが、まだ雪に押しつぶされたままの形で倒れているため、平坦な登山道のように苦もなく歩ける。
その間にガスが薄まり、ときおり正面の白毛門などの山々が見えるようになる。こうなると俄然やる気も出る。アルペン的な光景にダマも大喜びだ。
再び雪が現れたところで滑降再開。そのまま正規ルートの沢底に向かって滑る。多少急でまだ雪は硬めだが、これくらいなら危険はない。
ガスはどんどん切れていき、やがて谷の全貌が見渡せるようになる。下るにしたがって雪もほどほどに柔らかくなり、滑りやすくなっていく。気温の高い日にはこの辺りになると雪が腐って滑りづらくなるのだが、今日は逆に下部のほうが滑りやすい。これはこれでよかったかもしれない。
とはいえさすがにこの時期となると雪面はデコボコしているので、スピードを出すと板がバタつき、それを押さえ込むために足が非常に疲れる。こういうコースが得意なダマはどんどん滑っていく。
S字の辺りはいつものようにデブリでコースが塞がれているが、時期も遅く暖かい日も続いたため、もうだいぶ崩れている。さすがに自由にターンを決められはしないが、通過する分には支障はない。
ここで後続のパーティーが追いついてくる。我々同様テレマークだが、ショートターンでデブリの上もスイスイ滑ってくる。非常にうまい。そんな彼でも、最上部は硬くてしんどかったそうだ。
S字を抜け湯檜曽川出合が近づいてきたら、沢底から右岸の台地に上がり、緩斜面を虹茂寮に向かって滑る。
14:09 827m 虹茂寮。
この先はほとんど傾斜のない湯檜曽川河畔をストック推進を交えながら滑っていく。
マチガ沢手前250mでいったん河畔のスペースがなくなり、川の流れで行く手を遮られる。メーリングリストの報告で1個所徒渉が必要とあったのはここのようだ。
さてどうしようかと右斜面を見ると、ツボ足で10mほど上の台地に直登している跡がある。先ほどのパーティもここを登っており、我々も追従。登っている途中で気づいたが、ここは夏道になっているようだ。
その先は再び板を履いて進む。
マチガ沢への下りでいったん板を外す必要があったが(雪のない崖状の斜面で夏用の簡易階段が設置されていた)、その後は再び板を履き、河畔に出てノンビリ進む。
15:03 687m 土合橋手前600m。
ここで雪が切れ、登山道が姿を現す。この先また雪が出てくるかもしれないが、もうすぐ車道に出るはずだし、ここで滑走終了にしましょう。ということで残りは板を担いで歩くが、この後再び雪原になり、雪も腐って歩きづらかったため、もうちょっと粘ればよかったかもしれない。
15:17 686m 土合橋。後は駐車場まで車道を15分ほど登って終了だ。
(2014/4/19)
谷川岳登山後の定番の風呂。
この界隈には他にもいろいろ日帰り入浴可能な施設があるのだが、特に不足はないためいつもここになってしまう。
首都圏の風呂にしては心持ち値段が安めで、さほど混まないところがいい(少なくとも我々が行く季節・時間帯には)。
畳敷きの休憩室も人が少なくノンビリできる。長風呂のダマを待つにはピッタリだ。
川沿いの露天風呂も開放感あふれて気持ちよい。といっても階段を降りていくのが手間で、内風呂でも十分満足できるので、気が向いた時しか入らないのだが……
(2017/4/15)
料金550円→570円
(2014/4/19)
焼きたてローストポークセット 1,400円
R291沿いに最近できた洒落た構えのレストランで、「肉屋のレストラン」と銘打たれている。駅前の精肉店が移転してできたらしい。
ローストポークやソーセージ、アイスバインといったドイツ系の小洒落た料理を出す一方、カツ丼やラーメンといった大衆食堂的メニューもある(2015年4月時点でラーメンは平日限定)。
ローストポークはそれなりにうまかったが、ソースが甘めで好みではない。いっそのことわさび醤油で食べたかった。
ダマは「ブレッツェル&はもんみなかみ」というホットドッグ的なもの注文。非常にうまそうだが、やはりマスタードソースが(数種類出されたがすべて)甘かったそうだ。
とはいえ総じて悪くないし、この辺りでは他にこれといった店を知らないので、今後こちらに来た時はまた寄ることになるだろう。
ただ、食事時には混みそうだな~
(2015/4/4)
ブラートブルストセット 1,580円
- ハムソーセージの前菜、腸詰めの盛合せ、ライスorパン、スープ、ドリンク
2種類のケチャップ(カレーとなんか)が出されたが、これがやはり甘くてイマイチ。
間違ってライスを頼んでしまい、それもソーセージに合わずに悲しかった。
なんかもういいや、という感じ
(2015/4/12)
カツ丼 850円
甘めの味付けだが、肉屋を売りにしているだけあって肉自体が分厚くてうまい。みそ汁や香物も普通にうまく、変にドイツ系のメニューを頼むよりいいかも。