2006/03/21 黒姫山(南西斜面)

目的地
黒姫山
地域
北信/頸城
日時
2006/03/21
コース
戸隠大橋~黒姫山往復
メンバー
単独
装備
Elan:Stinger/BlackDiamond:Chili Cable→G3:TARGA T/9, Scarpa:T2('05)
天気
曇り

コースデータ

コースタイム
戸隠大橋[7:42]↑[8:19]林道分岐↑[10:22]外輪山1892m地点↑[11:29]黒姫山[11:50]↓[12:32]外輪山1892m地点↓[13:22]戸隠大橋
山行時間
05:40
実移動時間
05:08
最高高度
2044m
最低高度
1138m
累積標高差(登り)
1114m
累積標高差(下り)
1114m
移動距離
13.76km
平均速度※1
2.68km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

数年前、妙高から戸隠への雪道を運転していたおり、右手にずっと山スキーに格好の斜面が広がっているのに気がついた。当時は土地勘がなくなんの山だかわからなかったが、後日調べるとそれが黒姫山であった。
それ以来気にはなっていたのだが、アクセスの悪さを補うだけの面白みがあるようには思えず、わざわざ行ってみる気にはなれなかった。
がしかし、先日すぐ隣の佐渡山に登り、黒姫山が以前感じた以上に魅力的なコースであることに気づく。アクセスも思ったほど面倒ではなかったし、これは近いうちに行ってみるしかない。

さて、火曜の祝日は西ゼンかシッケイ沢を滑ろうと思っていたのだが、日曜に仙ノ倉で大量遭難があり、現時点でまだ救出されていない。いろいろゴタゴタしていそうなので、この機会に黒姫山に行ってみることにする。佐渡山と同じ、戸隠大橋からのアクセスだ。

07:58 1183m<br />
07:58 1183m
08:56 1486m<br />
08:56 1486m
09:37 1696m<br />
09:37 1696m
10:11 1846m<br />
10:11 1846m

7:45 大橋の駐車場発。途中までは佐渡山、高妻山と同じ道。先日同様たくさんのトレースのついた林道を進み、黒姫登山道の分岐(標識あり)で右に曲がる。2~3日前そこそこの降雪があったようで、分岐から先はトレースが残っていない。トレースを当てにしていた訳ではないが、人気コースと思っていただけにちょっと意外。
林道を適当にショートカットしつつ、標高1400m付近で北東に延びる尾根にとりつく。最初は急傾斜だが、買い替えて初めて使うアセンションのシールのテストのため強引に直登。うん良く利く。これまでナイロンシールには良いイメージがなかったのだが、これで払拭された。
途中1530m付近で平原になりルートがわかりにくくなるが、方向を変えずにそのまま進めば再びはっきりした尾根になる。あとは外輪山まで一直線だ。

10:52 1965m<br />
10:52 1965m
11:32 2044m<br />
11:32 2044m

10:25 外輪山1890m地点着。目指す黒姫山本峰が望めるが、外輪山をぐるっと回って結構遠い。風も強いし、稜線上は幾つか瘤もありすっきり滑れそうにない。モチベーションは下がるが、初めての山ということでがんばって登ることにする。

11:30 黒姫山本峰着。思った以上に時間がかかった。頂上はさほど広くないが、誰もいないのでゆっくりできる。
さて下り。山頂直下にまとまった斜面があるが、その先はデコボコした細い尾根で、ちょっとした登り返しもある。事前に想像した以上にろくに滑れず、やたら疲れる。もう大橋スタートの場合は山頂まで登るのはやめよう。

12:19 1988m<br />
12:19 1988m
12:33 1882m<br />
12:33 1882m

12:30 やっと登ってきた尾根との分岐まで戻る。
ここからはダケカンバやブナの点在する広い尾根。2~3日前に積もった雪はクラストバーンに軽く被さる程度で、それも早くも腐りかけて今日の軽い板では滑りにくい。まあこの時期は仕方ない。すばらしい斜面だけに良い滑りができずに残念だが、練習だと思ってゆっくり確実に滑る。
ここまでは人の気配を感じない全くの単独行だったが、この時間になってやっと他のパーティが登ってくるのにすれ違う。ずいぶん遅い時間だが、なかには佐渡山を登ってきたパーティーもいるのだろうか。
下部までくると雪はグダグダ。しかし久しぶりに乗るStingerに慣れてきたのか、雪に引っかからずにターンを決められるようになり、調子は上がる。
そうこうするうちに林道まで滑り降りる。あとは先日の佐渡山同様トレース上をジェットコースターよろしく一直線。あっという間に駐車場まで戻ることができた。