2015/04/12 谷川岳(芝倉沢)

目的地
谷川岳
地域
上越線沿線
日時
2015/04/12
コース
天神平スキー場~谷川岳~一ノ蔵岳~芝倉沢~土合橋
メンバー
ダマ
装備
MADSHUS:EPOCH('13)/22 Designs:TeleBulldog, Scarpa:T2('13)
天気
晴れ

コースデータ

コースタイム
天神峠リフトトップ[8:47]↑[10:21]トマの耳[10:27]↑[11:50] 一ノ倉岳[12:22]↓[13:07]紅芝寮→[14:06]谷川岳ベースプラザ
山行時間
05:19
実移動時間
04:41
最高高度
1971m
最低高度
686m
累積標高差(登り)
1014m
累積標高差(下り)
1780m
移動距離
11.82km
平均速度※1
2.52km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

今週土曜はダマが仕事で、天気も日曜の方が良い。ならば日曜に浅草岳早坂尾根でも滑ろうかと思うも、先週ガスで十分楽しめなかった芝倉沢も捨てがたい。ダマも仕事の疲れが残っていて近場の方がいいというので、今週もまた芝倉沢を滑ることにする。
車2台なので1台を下山口に近い土合駅に停めようかと思ったが、快晴のためか、先週とは違って土合駅駐車スペースはすでに車でいっぱい。土合橋付近に路駐している車までいる始末で、結局2台ともロープウェイ駐車場に停めることになる。

ロープウェイに乗り、8時半過ぎに天神平に到着。天神峠リフトは9時からだと思っていたが、今日は大会があるためかすでに稼働している。登山者の場合、天神峠まで無駄に登ることになるのでこのリフトはあまり有効ではないが、スキーの場合は登山道合流点まで稜線上を滑っていける。天神尾根までたいした標高差ではないが、せっかく動いているのだ、乗ってしまおう。

08:49 1475m<br />天神峠からの谷川岳
08:49 1475m
天神峠からの谷川岳
08:55 1397m<br />天神平からの登山道に合流
08:55 1397m
天神平からの登山道に合流
09:21 1471m<br />熊穴沢
09:21 1471m
熊穴沢
09:27 1520m<br />天狗の留まり場への登りで渋滞
09:27 1520m
天狗の留まり場への登りで渋滞

8:50 1475m 天神峠リフトトップ。
今日は予報通り天気が良く、空気も澄んでいるため燧ヶ岳など遠くの山々までくっきり見える。風もなく、絶好の登山日和だ。
まずは天神尾根の最低コルまで滑降。ここで天神平からの登山道に合流する。
ここから登り。雪は締まっているし、ところどころ雪も切れているはずなのでシートラーゲンで登る。
アイゼンは――付けないことにしよう。先週も凍結している箇所はほとんどなかったし、一ノ倉岳までの稜線上は雪もだいぶ消えているだろう。

09:45 1678m<br />天狗の留まり場より山頂方向
09:45 1678m
天狗の留まり場より山頂方向
10:04 1828m<br />振り向くと大行列
10:04 1828m
振り向くと大行列
10:18 1922m<br />肩ノ小屋と谷川主脈
10:18 1922m
肩ノ小屋と谷川主脈
10:25 1961m<br />オキノ耳~一ノ倉岳・茂倉岳の稜線
10:25 1961m
オキノ耳~一ノ倉岳・茂倉岳の稜線

それにしても人が多い。天狗の留まり場への急斜面など、歩く場所が限られていることもあって渋滞が起きていた。
雪は十分締まっていて歩きやすい。トレースを外しても潜ることはなく、一方でキックステップで無理なく蹴り込めるくらいに柔らかいので歩くのにちょうど良い。
天神ザンゲ岩も人でいっぱい。振り返ると天神尾根は延々と人が連なっている。晴れた日にここに登るのは久しぶりなのでここ数年の状況はわからないが、人気の山とはいえこれほど人が多いのは初めて見る。

10:28 1956m<br />山頂一帯は霧氷が輝いている
10:28 1956m
山頂一帯は霧氷が輝いている
10:32 1931m<br />霧氷の間を通ってオキノ耳へ
10:32 1931m
霧氷の間を通ってオキノ耳へ
10:47 1964m<br />冨士浅間神社 奥の院の鳥居
10:47 1964m
冨士浅間神社 奥の院の鳥居
11:06 1896m<br />東側は名だたる一ノ倉の岩壁
11:06 1896m
東側は名だたる一ノ倉の岩壁

10:21-10:27 1961m 谷川岳トマノ耳。展望は素晴らしく、これまで東西に見えていた尾瀬や信越の山々に加え、北方の巻機山や越後駒ヶ岳など魚沼の山々もきれいに見えるようになる。
周辺の灌木帯は一面の霧氷と化しており、太陽に輝いて美しい。

11:11 1884m<br />一ノ倉沢をのぞき込む
11:11 1884m
一ノ倉沢をのぞき込む
11:20 1869m<br />鎖場
11:20 1869m
鎖場
11:48 1967m<br />一ノ倉岳への最後の登り
11:48 1967m
一ノ倉岳への最後の登り
11:53 1969m<br />一ノ倉岳より仙ノ倉山シッケイ沢
11:53 1969m
一ノ倉岳より仙ノ倉山シッケイ沢

景色を堪能したら引き続き稜線上をオキノ耳、そして一ノ倉岳へ。
先週は雪がだいぶ残っていて潜りまくって苦労したが、今日は登山道もほとんど見えていて歩きやすい。氷結しているところもなく、結果的にアイゼンは付けないままで大丈夫だった。ただ、鎖場などの岩場は昨日の雪が残っており、先週より歩きにくいところもあった。

11:54 1969m<br />北側。巻機山や越後駒ヶ岳など
11:54 1969m
北側。巻機山や越後駒ヶ岳など
11:56 1969m<br />谷川岳を見ながらゆっくり昼休憩
11:56 1969m
谷川岳を見ながらゆっくり昼休憩
12:25 1939m<br />芝倉沢源頭。ここから滑降開始
12:25 1939m
芝倉沢源頭。ここから滑降開始
12:27 1918m<br />快適な芝倉沢上部の滑降
12:27 1918m
快適な芝倉沢上部の滑降

11:50-12:22 1971m 一ノ倉岳。風はほとんどなく、防風のアウターを羽織ることもなくゆっくり休憩できる。

休憩後、滑降開始。茂倉岳コル側へ稜線上を少々下り、雪庇の張り出しのないところから芝倉沢へ滑り込む。
上部は硬めのフィルムクラスト。滑るそばから表層の氷がサラサラ崩れ落ちていくが、なかなか滑りやすい。どんどん滑っていけるので逆に疲れ、1ピッチごとに息を切らせる有様だ(滑り方が悪いのかもしれないが、真面目にテレマークターンを続けると結構疲れるんです)。

12:32 1659m<br />芝倉沢を振り返る
12:32 1659m
芝倉沢を振り返る
12:38 1461m<br />ノドの下部でいったんデブリを通過
12:38 1461m
ノドの下部でいったんデブリを通過
12:43 1224m<br />S字まで再び滑りやすい斜面
12:43 1224m
S字まで再び滑りやすい斜面
12:48 1097m<br />S字のデブリ地帯
12:48 1097m
S字のデブリ地帯

ノドの下部に1箇所デブリはあったが、ここは一度横切るだけで再びきれいなバーンに。この辺りは雪も適度に柔らかく、力を入れずに快適に滑っていける。

S字のデブリは先週より多く、沢は完全に埋め尽くされている。土砂交じりで大きな塊も多いが、すでに柔らかくなっているので無理やりスキーを履いたまま通過。板を傷つけたくない人は素直に脱ぐのが正解だろう。

13:00 918m<br />旧国道を越えたら右側の河畔を滑る
13:00 918m
旧国道を越えたら右側の河畔を滑る
13:09 816m<br />虹芝寮隣の巡視小屋
13:09 816m
虹芝寮隣の巡視小屋

13:07 836m 虹芝寮。ここからほとんど傾斜のない湯檜曽川右岸の滑降。ストック漕ぎなどで滑っていける箇所はあまりなく、ほとんどクロカンスタイルの歩きだ。こういうところはステップソールが活躍する。
ただ、以前の記録を見ると虹芝寮から土合橋まで30分しかかかっていない。その時はステップソールのない普通の板だったのだが、実は普通の板だと割りとすんなり滑れたりするのかもしれない(普通の板を履いているダマを見る限りそうでもなさそうだが)。

13:33 722m<br />マチガ沢出合のスノーブリッジ
13:33 722m
マチガ沢出合のスノーブリッジ
13:55 687m<br />ロープウェイ駐車場直下
13:55 687m
ロープウェイ駐車場直下

マチガ沢のスノーブリッジはかなり危うく、今日でもう限界という感じ。怖々と通過するが、ダマはこんなところで転びそうになる。怖いなー勘弁してよ。
ともあれ今後は新道沿いに歩く必要があるだろう。

13:50 687m 土合橋手前350m。すぐ上に谷川岳ベースプラザが見える。
普通ならこのまま土合橋まで出て車道を歩いてベースプラザまで戻るのだが、それだと大回りで結構時間がかかる。このまま法面を直登してしまおう。
雪の切れた上部はさすがに歩きにくかったが、それでも5分ちょっとで上まで上がることができた。

周辺情報

仏岩温泉 鈴森の湯 ★★★★・
650円

(2015/04/04)
この辺りの日帰り温泉といえば「湯テルメ谷川」が定番だと思っていたが、いつの間にかこんな施設もできていた。
釣り堀とバーベキュー施設が併設されており、入口はかなり怪しいが、入ってみるととても良い感じ。
内湯は大小2つあり、小さい方は加温なしの源泉そのまま。かなりぬるいが、好みではある。
泉質は普通っぽく感じたが、家に帰ってから体中が温泉臭かったので割りといいのかも。
露天風呂は川沿いの景観の良いところにあるが、階段を下るのが面倒。
シャンプーなども良さげなものを使っている。
湯テルメ谷川も決して悪くないし、こちらの方が100円高いのだが、それ以上の価値はある。今後はこちらに来ることになるだろう。


肉屋のレストランIkufuudo ★★★・・

(2014/4/19)
 焼きたてローストポークセット 1,400円

R291沿いに最近できた洒落た構えのレストランで、「肉屋のレストラン」と銘打たれている。駅前の精肉店が移転してできたらしい。
ローストポークやソーセージ、アイスバインといったドイツ系の小洒落た料理を出す一方、カツ丼やラーメンといった大衆食堂的メニューもある(2015年4月時点でラーメンは平日限定)。
ローストポークはそれなりにうまかったが、ソースが甘めで好みではない。いっそのことわさび醤油で食べたかった。

ダマは「ブレッツェル&はもんみなかみ」というホットドッグ的なもの注文。非常にうまそうだが、やはりマスタードソースが(数種類出されたがすべて)甘かったそうだ。
とはいえ総じて悪くないし、この辺りでは他にこれといった店を知らないので、今後こちらに来た時はまた寄ることになるだろう。
ただ、食事時には混みそうだな~


(2015/4/4)
 ブラートブルストセット 1,580円
  - ハムソーセージの前菜、腸詰めの盛合せ、ライスorパン、スープ、ドリンク

2種類のケチャップ(カレーとなんか)が出されたが、これがやはり甘くてイマイチ。
間違ってライスを頼んでしまい、それもソーセージに合わずに悲しかった。
なんかもういいや、という感じ


(2015/4/12)
 カツ丼 850円

甘めの味付けだが、肉屋を売りにしているだけあって肉自体が分厚くてうまい。みそ汁や香物も普通にうまく、変にドイツ系のメニューを頼むよりいいかも。