※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
先週の雪崩で(というよりその後の下山で)腿や膝を痛め、1週間たった今でもびっこを引いている。こんな状態なので今週末はどこにも行かず、体を休めた方が無難だろう。
ただ、雪崩で失ったスキー板などの用具を中古品含めていろいろ取りそろえており、来週の連休までにチェックしておきたい。そこで、ピークハントは二の次で守門大岳に登ることにする。
この山なら難しい斜面がないので無理な動きをしなくてすみそうだし、土曜は多くの人が登っただろうから、ラッセルも不要のはず。それに途中でダメだったとしても、そこから滑り降りればいいだけ。道具のチェックぐらいはできるだろう。
駐車場所は二分集落の最終除雪地点。終点に数台分のスペースはあるが、まず空いていることはなく、たいがい手前に路駐することになる。今日は特に車が多く、最終除雪地点から600mも離れた場所に停めることになった。
7:36 389m 駐車地点。
7分ほど板を持って車道を歩き、最終除雪地点からシール登行。
昨日は昼過ぎまで雪が降っていたようで、今日もまだフカフカの新雪感を保っている。シュプールもそれほど多くなく、まだ十分に新雪滑降を味わえそうだ。
一方でトレースはしっかり付いており、ラッセルの心配はない。足を上げることなく摺り足で歩けるため、むしろ日常の動作より楽なくらいだ。
ただ一箇所心配だったのが、道路を離れてから尾根に上がるまでの急斜面。ジグザグ登行でキックターンが必要になる可能性があり、今の足の状態でこの動作は厳しいのだ。
しかし杞憂だった。結果的にまったく切り返しを必要とせず、足を上げることもなく尾根まで登ることができた。
あとは順調。昨日はかなりの人数が登ったようで、ルート上は立派な高速道路ができている。傾斜も緩いので無理なくシールで登っていける。
保久礼小屋の手前でいったん下り。この体で、しかもシールのまま滑るのはちょっと怖い。
しかしここも問題なし。新雪でうまい具合にブレーキがかかり、ターンせずにちょうど良いスピードで降りることができた。
09:03 765m 保久礼小屋。
ここから再び登り。しばらくは面白みのない狭い尾根だが、だんだんと尾根は広がり、いい感じのブナ林になる。
昨日は湿雪だったようで、木々は真っ白に着雪し、枝が重く垂れ下がっている。下を通るときはパラパラ雪が落ちてきて冷たい思いをするが、それもまた風情があって良い。
やがて森林限界上へ。樹林帯に比べ新雪はさほど深くない。シュプールも目立ち、雪面はだいぶ荒らされている感じだ。それでも最近の山行ではマシなほう。この尾根を滑ってもまだ十分楽しめそうだ。
10:30-11:05 1431m 大岳。
この時間は高曇り。北西側は青空も見えるが、近くの越後駒ヶ岳・巻機山など中越の山々はくすんだ感じだ。すぐ隣の守門岳も、青空がバックでないとあまり映えない。
それでも意外と遠望が効き、今日は遠くの高妻山や頸城三山、そして日本海まではっきり見える。あとで確認すると白馬岳など北アルプスまで見えていた。
さらに太陽の周りにはハロ、その下にはラテラルアークと呼ばれる虹も見える。ちょっと下ったところからはちょうど大岳上空にこの虹が見え、なかなかいい感じだった。
さて滑降。体のことがあるので、今日は普通にこの大岳西尾根を往復するつもりだった。ただ、ここまで思ったより足が動き、欲が出る。これなら隣の中津又岳西尾根も滑れるかもしれない。
そもそも大岳西尾根も中津又岳西尾根も、難易度はさほど変わらない。それなら、雪荒れの少ない中津又岳西尾根を滑ったほうがより楽しめるし、足の負担も少ないのではなかろうか。
ということで、まずは中津又岳西尾根へ。中津又岳まで登るつもりはないのでシールを外し、北稜線の西側をトラバースする。
数分で中津又岳西尾根。ここからいよいよ本格的な滑降だ。
先行は1名。かなり楽しめたであろう、きれいなシュプールを残している。他に、なぜか登山者の登りトレースが一つ。ワカンのようだが、深く潜っていて大変そうだ。
ともあれ自分も滑降。ちょっと締まり気味だが、期待に過たず素晴らしい新雪だ。大岳西尾根と違って荒れていないので滑りやすい。
ただ、膝を十分に曲げられない状態ではさすがに深いテレマークターンは無理。いちおうそれでも滑れはするが、せっかくのこれだけの斜面、もっと攻めた滑りをしたかった。
1100m辺りから樹林帯へ。樹間はそれなりに広く、普段なら十分楽しめる斜面だ。
しかし今日は重めの湿雪。体重の乗らない浅いテレマークターンでは思うように曲がれない。へっぴり腰のアルペンターンを多用し、だましだまし滑ることになる。まぁこれはこれで十分楽しめはする。
11:43-11:47 母川754m(保久礼小屋下)。
ここでひとまず滑降終了。この場所は保久礼小屋のすぐ下に当たり、一般コースから100mも離れていない。
シールを付けるほどの距離ではないので、コース合流までツボ足で歩くことにする。足を上げても思ったほど痛みは走らなかったが、わずかな距離ながらちょっと苦労した。
11:55 保久礼小屋西781m。
ここから再び滑降。この先はあまり傾斜のない細尾根が続く。
この手のコースはトレースがガチガチに凍りついていると厄介だが、今日はまだ新雪感を保っている。ほどよくスピードが抑えられ、突っ立っているだけでどんどん滑っていける。
林道の先の深い樹林帯の尾根も無難にこなす。
ただ、道路に出る直前の急斜面は、雪がグダグダでうまく滑れなかった。斜滑降&キックステップで下ることになる。
12:29-12:31 399m 最終除雪地点。
ここでスキーは終了。あとは除雪された車道を数分歩いて終了だ。
振り返ると、山頂方向はきれいに青空が広がっている。いまさら感があり、その点はちょっと残念。まぁその分だけ雪が腐るのが遅くなったとでも考えればいいだろう。
そもそも今週は山スキーができるとは思ってなかったので、これだけ滑れれば十分満足だ。
(2017/3/12)
妻有ポークの味噌もつ定食 850円
魚沼コシヒカリと地元のおかずを売りにした定食屋。道の駅「南魚沼」内にある。
セルフサービス式で、レストランというよりフードコートという感じ。
もつ煮は赤味噌で、群馬によくあるような一般的な味ではない。悪くはないが、何度も食べたくなるようなものでもない。
ご飯はたしかに美味しいし、一人で気軽に食べるには良い店ではあるが、今ひとつ決め手に欠ける。
(2017/3/25)
越後もち豚生姜焼き定食 980円
津南高原ミルクソフト 370円
ロース肉のようにしっかり形状を残したものではなく、バラ切り落とし(というわけでもないと思うが)をごった煮にしたような感じ。なんだか学校給食で出てきそうなおかずだ。味は良いが、安っぽさは否めない。
ソフトクリームはまったく好みではない。これなら食べなくていい。
(2004/4/10)
入広瀬村という辺鄙でかつ分かりにくい場所にあるにはあまりにゴージャスな日帰り温泉施設で、新潟でも有数の人気施設とのこと。「国内屈指の噴出量を誇る自然温泉」だそうだ。全然知らなかった。
露天風呂と内風呂が離れた場所にあり、それぞれ別料金。セット料金もあるが、露天風呂と内風呂を行き来するには一度服を着る必要がある。
通常ならマイナス要因だが、広くて立派な内風呂だけでもう十分だ。
人気施設といっても場所と季節柄我々が行くときはいつもガラガラ。もちろん広い休憩室もガラガラで、ゆっくり仮眠できる。
(2017/3/12)
600円→700円
この地で内風呂のみで700円というのは割高に感じる。評価も4→3