※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
朝8時、小布施PA待ち合わせ。ダマは3連休初日の渋滞にはまり9時に到着。しかしまあ急ぐ必要はない。いつものように栗ご飯定食を食べゆっくりする。
が、信州中野からのチェーン規制でこの先も酷い渋滞。結局ゲレンデトップについた時にはもはや12時になっていた。稜線から滑り降りるだけならそれでも全然問題ないのだが、この山を登るときはいつもこんな感じだ。ちょっと舐めているか?
沢を越え、2000mまで登ったところでダマを待つが、なかなかやってこない。探しに戻ってみると、板をザックに付けているところだった。シールが剥がれたようだ。
聞くと、シールのテールストラップが千切れてそこから雪が入り、その後まったく貼りつかなくなったとのこと。例によってゲッコのシールですね。昨年の私とまったく同じ現象だ。今シーズンになりこのシールを本格的に使う人が増えたせいか、同様のトラブルをよく聞く。春には最強のシールだと思うのだが、やはりこの時期は信用ならない。
ダマは板を担いでツボ足で登ろうと試みているが、この雪ではまず無理。案の定、一歩踏み出したところで胸まで埋まってもがいている。幸い沢は越しているのでここから下ってもいつものコースに合流できる。上まで登るのはあきらめ、ここから滑りましょう。
13:03 1957m 滑降開始。
まずはいつものコースに出るまでトラバース気味に下る。この辺りは滑りやすいダケカンバの疎林帯なので、真下に思いっきり滑れないのはちょっと残念なところ。
針葉樹の樹林帯に入ったところで本来のコースに合流。ここからは普通に滑っていける。木は濃いが、この雪であれば自在に板をコントロールできるのでとても楽しい。
このコースは3月の晴れた日に来ることが多く、その場合は降雪後でもすぐに雪が腐って重くなってしまうのだが、当然今回はそのようなことはない。
そして針葉樹林帯を抜け、ブナの疎林帯へ。樹間は広くなるが標高は落ち斜度も緩くなるため、3月くらいだとベタ雪でブレーキがかかりまくりさほど楽しめない場所なのだが、今日のようなコンディションだと実に快適。これまでこの山では何度もいい思いをさせてもらったが、この斜面に関しては今日がダントツで一番だ。
13:35 1580m 平原に出る手前の最後の急斜面。木の濃いところだ。
いつもはそのまま無造作に尾根上をまっすぐ滑り降りるのだが、とあるガイドブックに右手の沢から降りた方が木が少ないと書いてあったので、今回はそれに倣ってみる。
――まあ確かに木は少ないか。しかし今日のコンディションならまっすぐ滑っても自在にターンできるので問題なかっただろう。なによりそのほうが緩斜面を歩く距離を減らすことができた。
さて、ここまでは良かったが、この先の緩斜面が問題。雪の落ち着いた時期でさえ先行者のシュプールがないと板が滑らず苦労するのに、今日はシュプールがない上にこの新雪の量。
案の定、まったく滑らずにひたすら下りラッセルが続く。滑る前から懸念はしていたが、それを遙かに上回る苦労を強いられる。
少しでも東で林道に合流すべくいつもより左寄りに歩いたのも失敗だった。その場合ちょっとした小沢を越すことになるのだが、この雪ではそれが思いのほかきつい。雪が締まっていればそのまま滑って越せるようなところなのに。無理して沢を越さずにそのまま林道に出たほうが楽だった。
14:34 1334m 林道合流。
林道上も、昨日のものらしき微かなシュプールが残っているのみ。これでは滑る足しにならない。
と、ちょうどそこに15名ほどの集団が笹ヶ峰のほうからやってくる。我々よりだいぶ右で林道に出たようだ。卑怯な気もしたが、まだ飯を食っておらずシャリバテ気味だったため我々はここで休憩。その間、立派なトレースを作ってくれる。
あとはトレースに乗ってまさにジェットコースター。ちょうどゲレンデに合流するところで先行のパーティーに追いついた。
(2012/1/7)
妙高の帰りは新井の道の駅まで足を延ばすことが多いのだが、妙高の風呂は混雑するので、新井の風呂に入ることが多い。
ここは料金が高めでいつも混雑しているが、施設としては悪くない。
新井SAから近いわけではなく途中細い道を通る必要もあるが、近隣の施設の中ではここが一番マシ。