※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
この連休、山スキー向きの山はどこも天気が悪そうだったが、最終日の東信地方は多少マシなようだったので、四阿山に登ることにする。
昨晩の降雪で(この山にしては)新雪がそこそこ積もっていたが、しっかりしたトレースがあり、山頂まではほとんど苦労せずに登ることができた。
しかし途中から風が非常に強くなり、降りる頃にはひどい地吹雪状態。深いガスに包まれているかのようにろくに前が見えず、あまり快適に滑ることはできない。雪質が良かったのにちょっと残念。
それでも渋滞に引っかかる前にサクッと帰ることができたし、なんだかんだいって楽しい山行になった。
ただひとつ、あずまや高原ホテルの立ち寄り湯が15時以降になっていたのはあまりに残念……。
7:45 1439m あずまや温泉登山口駐車場発。登山口手前のホテルまで除雪車が作業中だが、雪はまだ付いているので車道上をシール登行。
100mほどで登山口。すでに多くの人が先行しているようで、立派なトレースが付いている。
8:08 1579m 牧場入口。晴れていれば正面に四阿山が望めるのだが、今日は真っ白。
牧場内は吹きさらしのため雪はほとんど飛ばされているかと思っていたが、新雪が30cmほど積もっている。しかし風は強く、バラクラバなしではいられない。
8:46 1763m 牧場北東端出口。ここからカンバの樹林帯の登山道。一歩足を踏み入れた瞬間から風は当たらなくなり、快適に歩けるようになる。
9:02 1830m 里宮・中四阿分岐。
この先、山スキーの場合は登山道を離れて1860mの石祠(これが里宮?)の東側を登ることが多いのだが、今日は登山道通りにトレースが延びている。下りは東側の方が滑りやすい(と思っている)が、登りに関しては登山道通りでも悪いことはない。そのままトレースを借りて登ることにする。
9:32 2050m この上の八合目(2100m)辺りから先は風が強く、露岩が多くて山スキーでは登りにくい。登山道は露岩帯の中を通っているため、ここで登山道を離れていつものように東側から登る。
その後しばらくクラストした台地を歩き、やがて針葉樹林帯。再び雪は深くなる。
ここで下山してくる10人ほどの登山者パーティーとすれ違う。山頂まで少なくともスノーシューのトレースは付いているということか。ラッキーだった。
10:17 2275m 四阿山・根子岳分岐。
最近はこの先の2300点をゴールとすることが多いのだが、時間は早く、トレースのお陰でここまで調子良く登れている。久しぶりに山頂まで登っておきましょう。
2300点と山頂との間の小コルは、狭くて木が多く、波打っているのでトレースがないと登りにくい。が、今日は先行パーティーのお陰で難なく登ることができる。
最後はやせ尾根を通って最高点の信州祠へ。
10:34-10:49 2349m 四阿山山頂。信州祠の周りは割合風は当たらないが、長居したくなるようなコンディションではない。立ったまま軽く行動食をとり、さっそく滑降開始。
この山にしては珍しくディープパウダーだが、それも僅かの距離。あっという間に2300点との小コルまで下る。
このコルはろくに滑ることはできず、最後は板を持って2300点の斜面へ上がる。
11:06 2275m 四阿山・根子岳分岐。ここからが本格的な滑降。雪もいいし楽しめそうだと期待していたのだが、先ほどまでより遥かに風が強くなっており、地吹雪状態でほとんど前が見えない。
実は天気はそれなりに回復しており、ほんの一瞬、風が弱まった瞬間には青空も見える。しかしそれも長くは続かず、GPSで方向を確認しながら少しずつ滑り降りることになる。せっかくの良い雪質なのに、思いっきり滑れなくて残念。
ちなみに下山時は油断してバラクラバを脱いでいたのだが、風が弱まるのを待って突っ立っている時間が多かったため、顔が軽い凍傷になってしまっていた。
八合目上部のクラストした斜面を滑り、しばらく下るとカンバの樹林帯。この辺りまでくると風もさほどなく、視界も問題ない。
ここまではいつものように登山道の東側を滑ってきたが、今日は適当に滑ったところ、いつもよりかなり上の1950mで登山道に合流。別にどこを滑っても良いのだが、登山道寄りの方が木が濃い感じ。今日は雪が良いので、木の間が狭くてもうまくすり抜けることができる。
11:37 1830m 里宮・中四阿分岐。
この先はしばらく緩斜面が続くが、いつもならトレースがボブスレーコースのようになっているので、あっという間に滑り抜けることができる(雪が硬いとコントロールできずに厄介なことも多いが)。
しかし今日は強風により登りトレースがほとんど消えてしまっており、下りラッセルが必要になる。
11:43 1775m 牧場北西端。バラ線の西側に入り、広い牧場内を滑る。
もちろんここも風が強く、地吹雪状態。朝は新雪がそれなりに積もっていたが、すでに吹き飛ばされるかパッキングされるかしており、期待していたほどは楽しめない。
11:53 1580m 牧場出口。ここから先は樹林帯の中を縫うようなジェットコースターコース。厄介なところだが、雪は柔らかいのである程度コントロールはできる。そのまま登山口まで一気に滑って終了である。
(2004/1/11)
この辺りに来たときは「湯楽里館」に行くことが多いのだが、本日は上田泊ということで真田町の「ふれあい真田館」へ行く。
温泉プールも併設しており、入浴料金で利用できる。すばらしいことなのだろうが、スキー帰りにはあまりメリットはない。
風呂は広く露天風呂もあるのだが、これといった印象はなく、これなら多少混んでも湯楽里館のほうがマシか。
(2015/1/12)
あずまや高原ホテルの立ち寄り湯が15時からになったのでこちらの風呂に寄った。
今回は割りと好印象。最近は湯楽里館の混雑度もひどくなってきたので、むしろこちらのほうがマシに感じる。
グレードも2→3に引き上げ