2012/02/05 四阿山

目的地
四阿山
地域
上信越
日時
2012/02/05
コース
四阿高原ホテル前~四阿山往復
メンバー
ピエール
装備
K2:BACKUP('12)/Voile:Switchback X2, Scarpa:T2('05)
天気
晴れ

コースデータ

コースタイム
登山者用駐車場[8:00]↑[9:21]祠(1864m)↑[10:51]山頂[11:16]↓[12:32]駐車場
山行時間
04:31
実移動時間
04:03
最高高度
2349m
最低高度
1440m
累積標高差(登り)
922m
累積標高差(下り)
922m
移動距離
10.42km
平均速度※1
2.57km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

毎年シーズン初めは湯の丸や四阿山といった上田周辺の山々に行くことが多いのだが、今年はまだ一度も足を運んでいない。日本海側は連日大雪のニュースを聞くのだが、今年は雪の降る地域とそうでない地域との境がくっきり分かれているかのようで、上田の辺りはまったく積もっていないのだ。
が、2月に入って久しぶりにまとまった雪が降り、山スキーでも十分な積雪量になった様子。ということでさっそく行ってみることにする。
金曜時点の天気予報は決して良くはなかったが、着いてみると思いのほか快晴。これは久しぶりに楽しめそうだ。

08:01 1443m<br />
08:01 1443m
08:27 1575m<br />
08:27 1575m
08:38 1631m<br />
08:38 1631m
08:57 1752m<br />
08:57 1752m

08:00 1440m 駐車場発。
ピエールはゲレンデ以外で初めて使用するというO1ビンディングで、斜度のない林道をさっそく歩行モードで歩いていく。一歩々々が大きく、普通に歩くのとまったく変わらないスピードだ。
私も同様に歩行モード付きのビンディングではあるが、これまでラッセルの必要のないところで使用することはなかった。が、どんどん引き離されていくので途中で歩行モードに切り替える。初めは慣れなかったが、やがて普通に歩けるようになる。まあ確かに平地やラッセルの必要ない場所で使うのもありだな。

08:28 1580m 牧場入り口。風がなくとても暑い。
途中で3名の先行者をすべて抜き、本日のトップへ。といっても新雪は締まり雪の上に数センチ被っている程度で、牧場を抜けてから祠までは前日までのトレースもしっかり残っている。ラッセルといってもなんの苦労もない。

09:36 1969m<br />
09:36 1969m
10:33 2281m<br />
10:33 2281m
10:38 2286m<br />
10:38 2286m
11:18 2339m<br />
11:18 2339m

09:21 1864m 祠。
ここからしばらく登ると広い斜面になり、どこを登っても山頂に着く。今日もトレースを離れて適当なところから登り始める。特に意識はしていないのだが、だいたいいつも同じところを通るようだ。
しばらくして単独行の若者に追いつかれる。今シーズンはまだまだ体ができていないとはいえ、普段ほかの人に抜かされることは滅多にない。相当な実力者のようだ。ラッセルのお礼を言われるが、こんなのはラッセルのうちには入らない。社交辞令だろうが、ともかく感じのいい青年であった。

10:15 22000m台地への急登。いつものように岩だらけの斜面の直登を避け、風下で雪の吹き溜まった右側から巻いていく。いつもは雪が深く手こずるところだが、この日は雪が十分しまっており、先ほどの青年のトレースがなかったとしても苦労することはなさそう。

10:31 2275m 根子岳分岐点。山頂まであと少し。今シーズンはとりわけ体力の衰えを感じており、これまでの山行ではやたらと休憩しまくっていたのだが、今回は体が慣れてきたのかそれなりに順調に登れている。
ここから東へしばし進むと2300m峰と四阿山とのコル。このリッジ状の尾根は短いながらも木が濃く雪も吹き溜まっているため、トレースがないと苦労するところ。ここは青年に感謝。

10:51 2349m 山頂。青年にラッセルのお礼を言い、いろいろ話をする。スキーはそれほどでもないが、日ごろから運動はしているとのこと。地元が静岡県で、年5,6回富士山を滑っているらしい。昨年久しぶりに富士山に登って嫌気が差した我々とは違う。
山頂は風が強くさすがに寒く、昼休憩はちょっと下ってからにする。

11:29 2233m<br />
11:29 2233m
11:34 2152m<br />
11:34 2152m

11:16 滑降開始。
風の当たる上部はさすがにクラスト気味だが、滑るのに困るほどではない。
コルを越えてからが本格的な滑降。新雪は表面に数センチ被っている程度だが、上部は傾斜が緩いのでこれくらいのほうがうれしい。あっという間に8号目まで滑り降りる。
そして2200mの岩が露出しまくっている台地。先ほどの青年には左から回っていけば避けられるよと言っておきながら、自分らがハマってしまった。岩の隙間を縫って左側の雪の豊富なほうへ向かう。

11:42 2036m ここまで下ればもう暖かい。そほど腹は減ってないのでこのまま休憩せずに下山してもいいのだが、せっかくのポカポカ陽気なのでここで昼休憩。
ここから先は木が多少濃くなる。雪もところどころクラスト気味のところもあるが、この板であればまったく問題ない。狭い樹間を縫うように滑る。

12:08 1870m<br />
12:08 1870m
12:16 1716m<br />
12:16 1716m

12:06 1910m 快適な林間はここまで。後は牧場まで、ジェットコースター状にシュプールのついた狭いコースの滑降だ。
シュプールが固く凍りついていると難儀するところだが、今日はまだ大丈夫。あっという間に牧場にたどり着く。

12:14 1750m 牧場入り口。傾斜は緩いがそれなりに楽しめるところだ。
ピエール君は今年の課題の逆ストック矯正に専念。う~んまだまだ不自然だねぇ。まあ彼は格好はともかくどんな斜面でも無難に降りてこられるのでどうでもいいのだ。
牧場を抜けたら再び林間のジェットコースターコース、そして林道を滑り、そのまま雪の付いた道路を駐車場まで滑って終了である。