2005/04/09 神楽ヶ峰

目的地
神楽ヶ峰
地域
上越線沿線
日時
2005/04/09
コース
かぐらスキー場~神楽ヶ峰往復
メンバー
ピエール, ダマ, 徳内
装備
ELAN:KARAKORUM('12)/Voile:Switchback X2, Scarpa:T2('13)
天気
快晴

コースデータ

コースタイム
かぐら第1高速リフトトップ[11:15]↑[12:30]神楽ヶ峰手前のピーク[13:45]↓[14:30]かぐらメインゲレンデ下部

記事

シーズン始め、テレマークも山も未経験の新人ダマ君に不要になった板を半ば強引に譲っていたのだが、いよいよこの週末にデビューすることになった。
とはいえ、バックカントリー初体験には時期が悪い。4月初旬といえば山に入るのには最適の時期ともいえるのだが、逆に半日以内で手軽に楽しめるコースは近場には少なくなる。できればスキー場トップからちょっと登って……というような登りの少ないコースが良いのだが、スキー人気が落ち込んでいるせいだろう、目ぼしいスキー場は雪は豊富なのに今シーズンの営業をやめてしまっているのだ。
そんな中で、候補に挙がったのは湯の丸スキー場からの湯の丸山と、この神楽ヶ峰コースである。
コース自体は神楽ヶ峰のほうが手頃なのだが、ゲレンデトップまで行くのが面倒だし、スキー場の管理もうるさい。しかもあろうことか、今週末に限り一般客向けにヘリスキーを飛ばすという。これは興ざめだ。
が、なんだかんだいって結局は無難に神楽ヶ峰に行くことにする。いろいろ欠点はあるが、コース自体はずばぬけて手頃なのだ。バリエーションルートも豊富で、ダマの調子次第では中尾根や、さらには雁ヶ峰まで足を伸ばせるかもしれない。
ということでやってきた神楽ヶ峰。ダマが靴擦れをおこし結局神楽ヶ峰往復に終わったが、幸いへリスキーの一般客といっしょになることもなく、春の好天のなか気分の良い1日を過ごすことができた。

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徳内、ダマチームと現地8時に待ち合わせしていたが、到着がだいぶ遅れるとのこと。ダマがスキー靴を忘れて取りに戻ったらしい。さすがダマ、初っぱなからやってくれる。まあ今日のコースなら急ぐ必要もないし、眠かったのでちょうど良い。彼らが来るまで車内でゆっくり熟睡。
到着後、1日券を買い、まずはゲレンデで練習。ダマはまだアルペンターンしかできないが、そんな過保護にする必要もなかろう。2本ほど滑り、さっそく山に入ることにする。
このスキー場は管理がいろいろうるさく、最近はちゃんと登山届を出していくようにしていたのだが、今年は全面禁止であるかのような微妙な張り紙がしてある。やっかいなので無届けで行くことにする。以前はリフトから見える位置で入山準備をしているとすぐさま係員が飛んできたものだが、今日はどう見ても届けを出していそうもない連中が多数入山準備をしている。スキー場側も管理しきれなくなって放置主義になったのだろうか。ともあれ何事もなく準備を済ませ、神楽ヶ峰へ向かう。
まずは稼働していない第5ロマンスリフトのトップを目指す。リフトトップの直下で多少斜度がきつくなり、慣れないダマはシールが滑り苦労しているようだ。が、ここまでのところ総じて無難に登っている。
リフトから先は神楽ヶ峰までずっとゆったりした斜面になり、気分の良い景色の中をのんびり登るだけだ。

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が、ここでダマにトラブル発生。初めて履いたテレマークブーツで、側面が靴擦れしたようだ。最近主流になったPlusfitのブーツなのだが、店員の言うとおりに足に合わせるとどこかしら当たる部分が出てくる。少なくともワシもピエールもそうだった。
絆創膏を貼りまくり、とりあえず出発。が、まだ辛そうだ。時間的に余裕があるので雁ヶ峰か中尾根まで行こうかとも思ったのだが、まあ予定通り神楽ヶ峰で良かろう。
ダマくんにはもうちょっとがんばってもらい、12:30 神楽ヶ峰手前のピーク着。神楽ヶ峰自体は尾根上をもうちょっと苗場山よりに進まなければいけないのだが、滑りにならないのでここで終了だ。
当初へリスキーの連中もここが終着かと予想していたのだが、見てると雁ヶ峰に向かう尾根上に降ろしているようだ。なるほど、あそこからならそこそこバックカントリー的な雰囲気を味わうことができるだろう。山スキーヤーの立場からするとバカらしいものだが、客観的に見るとそう悪くない企画かもしれない。

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さて下り。先週までの平標山や谷川岳では中途半端に柔らかい悪雪状態だったのだが、今日はうまい具合にザラメ状に落ち着いている。こういう雪に出会うとやっと春スキー開幕といった感じだ。
テレマーク初心者のダマくん、雪が良かろうがいきなりテレマークターンなどできるわけもないが、雪質の良い緩斜面のこと、アルペンターンで無難に滑っている。
斜度も緩いしゲレンデのちょっと上に過ぎないお散歩コースではあるが、広大な斜面や景色は一級で、滑っていてなかなか気持ちがいい。あっという間に第5ロマンスリフトのトップにたどり着く。

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この先は休止中のゲレンデ内を滑ることもできるが、林間の急斜面をリフト沿いにまっすぐ滑るのがお勧めだ。特に新雪の時期であればいつもパフパフの急斜面を滑ることができ、短いながらもお気に入りのコースになっている。
リフト下まで降りたら、後は斜滑降気味に大きく斜面を回り込み、かぐらメインゲレンデへ合流する。
バックカントリーはこれで終了。
ここまでアルペンターン一辺倒でやり通してきたダマくんだが、ここへ来てやっとテレマークターンを練習し出す。来年は期待しましょう。