2010/02/20 四阿山

目的地
四阿山
地域
上信越
日時
2010/02/20
コース
四阿高原ホテル前~四阿山往復
メンバー
ダマ
装備
Rossignor:B2('04)/Rottefella:Cobra R8, Scarpa:T2('05)
天気
晴れ時々曇り

コースデータ

コースタイム
四阿高原ホテル前登山口[9:15]↑[12:00]山頂[12:15]↓[13:30]四阿高原ホテル前登山口
山行時間
04:13
実移動時間
04:01
最高高度
2341m
最低高度
1440m
累積標高差(登り)
915m
累積標高差(下り)
915m
移動距離
10.59km
平均速度※1
2.63km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

09:19 1455m<br />
09:19 1455m
09:47 1594m<br />
09:47 1594m
10:43 1967m<br />
10:43 1967m
11:22 2187m<br />
11:22 2187m

09:16 登山者用駐車場発。
天気が良くても気温の低いことの多いこの地域だが、今日は暑い。アウターは結局着たまま出発したが、途中までは脱いだほうが正解だっただろう。
上田から登山口までの道路沿いはむしろ先月より雪が減ったのではないかと思われるくらい少なかったが、実際はそんなことはなく、先月苦労した牧場の境のバラ線も簡単にまたぐことができる。
ともかく歩きなれたこのルート、今日は北アルプスの大パノラマを見ることもできず、牧場~緩斜面の尾根~祠~樹林帯へと黙々と登る。

11:15 2170m付近の急斜面。
夏道沿いの直登コースは岩が露出しているため、いつも右斜面をトラバース気味に登るのだが、コールテックスのニューシールが効かず苦労する。いやまあシールの効きといっても相対的な話で、これまでのシールの感覚で「これなら大丈夫」と思ってもずり落ちてしまうということであり、後は慣れの問題だろう。なにしろ接着方法は大々的に宣伝するだけあって非常に有効で、酷寒だろうが雪が付こうが問題なく、この手軽さはちょっと捨てがたい。
急登を登り切るとそこには登山者の大集団。頂上で会わないよう、休憩なしで黙々と登る。

11:54 2340m<br />
11:54 2340m
12:09 2341m<br />
12:09 2341m
12:21 2286m<br />
12:21 2286m
12:31 2229m<br />
12:31 2229m

この時期頂上へは、2250m付近で東にトラバースしてから頂上へ直登するルートと、2300m峰直下まで登ってから西側のコルを経由して山頂へ登るルートがある。個人的にはトレースがある場合は前者、ない場合は後者とすることが多く、今回はトレースがあったためトラバースしてから直登のルートをとる。
山頂手前で犬連れの登山者とすれ違う。昨年ここですれ違ったのと同じ人かと思い「昨年もいましたね」と声をかけるが、帰ってからアルバムを見ると全然違う犬だった。

12:00 山頂。
いつもの如く風が強いので、休憩は後にして早々に下ることにする。
滑降ポイントに出るべくナイフエッジ状の尾根を進んでいると、忘れていた先ほどの大集団がやってくる。脇によけ大集団が通り過ぎるのを待つが、誰一人お礼はおろか挨拶もせず、人が待っているのを考えずに立ち止まって写真を撮りまくったりと、あまりにマナーが悪すぎる。山岳会ではなく一般公募の登山ツアーだったことが下山後にわかるが、こんな様子では正直遭難して人が死んでも同情する気にはなれない。

12:15 滑降開始。
山頂直下はいつものようにガリガリ。まあモナカ雪よりは滑りやすいので問題ないが。

12:58 2074m<br />
12:58 2074m
13:02 2016m<br />
13:02 2016m
13:10 1818m<br />
13:10 1818m
13:15 1742m<br />
13:15 1742m

コルを経て2300m峰直下から本格的な滑降開始。
写真を撮ろうとダマを先に行かせるが、ここからがダマの驚愕の滑降ショーの始まり。雪質の変化をもろともせず、8合目下で休憩するまで華麗なテレマークターンで視界の外まで滑り続ける。私やピエールはまず確実に滑り降りることに重点を置き格好は二の次にしてきたが、ダマは良くも悪くもテレマークターン一本やり。それもワンステップとかツーステップではなく、徹底的に現代的なパラレルテレマークにこだわってきた(いや、たぶん本人にそのつもりはなく、それしか知らないだけだと思うが)。これまでも雪質の良い緩斜面では見事な滑りを見せてきたが、ここにきて一気にその幅が広がった感じである。
休憩後も見事な滑りを続ける。下生えがほとんど埋まり樹間がそれほど狭くないということもあるが、それでも木の間を縫って華麗なテレマークターンを決めまくる。

13:05 1940m。本格的な滑降はひとまずここまで。牧場までしばらくジェットコースターコースが続く。途中鉄柵が顔を出し危険なところではあるが、雪が多くトレース幅も広がっているため、それほど苦労せずに進むことができる。
牧場に出たら再び快適な滑降。クラスト気味のところはあるが、総じて滑りやすい雪質できれいにターンを決められる。
そして最後は再びジェットコースター。ここもさほどの苦労はなく、あとは登山口まで一直線である。