2010/03/14 西吾妻山(二十日平)

目的地
西吾妻山
地域
東北南部
日時
2010/03/14
コース
グランデコスキー場~西大巓~西吾妻山~二十日平~スキー場
メンバー
ダマ
装備
Rossignor:B2('04)/Rottefella:Cobra R8, Scarpa:T2('05)
天気
曇りのち晴れ

コースデータ

コースタイム
グランデコスキー場[9:55]↑[10:45]西大巓[11:00]↓西斜面滑降(1900)↑[11:45]西吾妻山[12:05]↓[13:45]グランデコスキー場
山行時間
03:59
実移動時間
03:39
最高高度
2037m
最低高度
1108m
累積標高差(登り)
582m
累積標高差(下り)
1059m
移動距離
8.77km
平均速度※1
2.4km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

朝7時、磐越道五百川PAでダマと待ち合わせ、グランデコスキー場へ向かう。今日は日本中快晴のはずなのだが、向かう先の吾妻連峰にだけは重いガスが立ちこめている。最上部のリフトは9時にならないと稼働しないので途中の猪苗代のデニーズでゆっくり朝食をとる。

09:59 1615m<br />
09:59 1615m
10:21 1804m<br />
10:21 1804m
10:47 1970m<br />
10:47 1970m
11:03 1898m<br />
11:03 1898m

9:55 ゴンドラと第3クワッドでゲレンデ最上部へ出て、ガスが晴れることを祈りつつ入山。先週引いた風邪が治らず時々咳の発作に苦しめられるが、行程が短いこともあり50分ほどでなんなく西大巓へ着く。ほんの時折ガスが晴れ、西吾妻へ続く見事な樹氷帯が見渡せるようになる。
山頂には小学生くらいの女の子を連れた家族連れがおり、西吾妻へ向かって滑って行く。後でまた見かけたが、ゲレンデ往復ではなく我々と同じ二十日平コースを滑っていた。この年でたいしたもんです。

11:00 休憩もそこそこに最初の滑降。昨年は登り返しが面倒でシールを付けたまま西吾妻へのコルへ直接滑り込んだが、今日はせっかくなのでちょっとだけ東面のオープンバーンを滑ることにする。樹林帯までのたかだか100mだが、なかなかのパウダーで思わず歓声が上がる。ガスで視界が効かないのが残念。

11:14 1896m<br />
11:14 1896m
11:36 2001m<br />
11:36 2001m
12:10 1965m<br />
12:10 1965m
12:26 1821m<br />
12:26 1821m

標高1900m付近でシールを付け西吾妻に向かってトラバース。たいした高度差は滑ってないので登り返しはさほどない。この頃にはガスは完全に晴れ渡り、西吾妻への樹氷原が完全に見渡せるようになる。後はこの見事な景色の中、西吾妻小屋を素通りし、黙々と西吾妻山頂へ登る。

11:40 西吾妻山頂。といってもだだっ広い平原で、ここが山頂、という目印はない。ここでシールをはずしても良いのだが、しばらくはほとんど斜度はなく、さらに樹々が雪に埋もれ雪面はデコボコして滑降できる状態ではない。少し南東に進むと斜度も出てオープンバーンになるので、そこまで進み休憩することにする。

12:05 滑降開始。昨年はパウダーで最高に楽しかったところなのだが、今年は風が強かったのかガリガリにクラスト。さらに中吾妻方面の見事な景色もガスがかかり時折しか姿を見せない。いい写真が撮れずにちょっと残念。
オープンバーンもすぐに終わりオオシラビソの樹林帯に突入。樹間は狭いがさすがにここはパウダーで、思うように板を回せて楽しい。昨年はちょっとでも日の当たる場所はモナカになっており、さらにステップソール細板のため苦しめられただけに、ここがこんなに楽しいのはうれしい誤算。といっても樹林帯の苦手なダマは相変わらず苦しんでるが……

12:44 1625m<br />
12:44 1625m
13:09 1387m<br />
13:09 1387m
13:22 1248m<br />
13:22 1248m
13:42 1132m<br />
13:42 1132m

1600m辺りからは緩斜面。初めて来たときはトレースがなく滑降どころかラッセルで歩かなければならなかったところだが、今回はたくさんのトレースがある。とはいえそれに乗って滑って行けるだけの斜度はなく、ストック推進でなんとか進む。

1540m 緩斜面は終わり、このコース一番といってもよい快適なブナの疎林帯……のはずなのだが、下生えってこんなにあったっけ? なにより雪が悪い。そもそも日当たりの良い南斜面ということで雪が良いわけはないのだが、なぜか過去2回は絶好のパウダーであった。今回もあわよくばと思っていたが、それは甘かったようだ。
小沢を左岸に渡ると二十日平の緩斜面。雪は重いが先行者のトレースに乗って一直線に進む。調子にのって中の沢の徒渉点を通り越してしまい、しばし戻る。
スノーブリッジを渡り、右岸をちょっと進めばゲレンデ下部に合流である。満足な滑りができなかったダマ、せめてゲレンデで不満を解消しようと勢いよく滑るが、四阿山のような切れは見られない。あの滑りはもはや幻に終わりそうだ。