2010/03/28 平標山(ヤカイ沢)

目的地
平標山
地域
上越線沿線
日時
2010/03/28
コース
火打峠登山口~ヤカイ沢~平標山往復
メンバー
ダマ
装備
KARHU:XCD 10TH MOUNTAIN/22 Designs:TeleBulldog, Scarpa:T2('05)
天気
曇り

コースデータ

コースタイム
火打峠登山口[7:55]→[8:08]除雪最終地点↑[10:45]稜線18000m地点[11:00]↓[12:00]火打峠登山口
山行時間
04:05
実移動時間
03:33
最高高度
1809m
最低高度
977m
累積標高差(登り)
937m
累積標高差(下り)
937m
移動距離
9.56km
平均速度※1
2.68km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

先週の焼岳以来そこそこ本格的なルートを滑りたくなり、天気が良ければ乙妻山、せめて仙ノ倉シッケイ沢でも滑ろうかと考えていたが、今週末は1日を通じて天気が保ちそうになく、ロングルートを滑るには多少心許ない。
他に曇天でも楽しめる格好のコースも思いつかず、新鮮味にまったく欠けるが、体力維持目的で定番の平標山に登ることにする。

08:13 1046m<br />
08:13 1046m
08:32 1137m<br />
08:32 1137m
08:59 1340m<br />
08:59 1340m
10:07 1646m<br />
10:07 1646m

07:55 駐車場発。いつものごとく除雪最終地点まで別荘地の私道を歩く。昨晩までの雪で路面はいくらか雪が付いているが、路肩の雪は例年より少ないように感じる。
除雪最終地点でシールを付け、林道からヤカイ沢に入り、後は黙々と登る。

08:54 1300m いつも登りに使う支尾根の末端に到着。いったん支尾根の向こう側の沢に回り、そこからトラバース気味に尾根に取り付く。ここからが本格的な登り。急登の苦手なダマは例によってついて来れず、女性連れの集団にも抜きさられる。

尾根上1700mくらいからは草や岩が露出してシール登行ではそのまま進みづらくなる。その日の状況に応じて右から巻いたり直登したりするのだが、尾根上はだいぶ雪が飛ばされているようなので、今回は右を巻いて行くことにする。
しかし、、、ちょっと失敗。強風で雪がかなり固くなっており、視界の効かない中、この傾斜のきつい斜面をトラバースするのは多少勇気がいる。幸いダマは尾根を直登してくる。

10:42 1784m<br />
10:42 1784m
11:09 1708m<br />
11:09 1708m
11:13 1577m<br />
11:13 1577m
11:13 1580m<br />
11:13 1580m

10:45 1800m ここまで来ると草の露出はなくなり、斜度も緩くなり、後は頂上に向けのんびり登るだけになる。
しかし……このあたりは風の通り道なっていることもあり、強風で非常に寒い。ミドルウェアもアウターも保温力のないものを着てきているせいか、ダマを待つ間、ここ何年も経験しなかったような凍えを感じる。登り始めればまた違うのだろうが、ここから上は滑ってもさほど楽しいところではない。ガスも酷いし、完全にやる気は失せ、ダマも頂上まで行かなくていいというのでここから滑り降りることにする。

11:00 滑降開始。雪は、、、残念モナカ気味。Banditなら蹴散らして滑って行けるが、それでも油断すると転んでしまう。テレマークポジションをとった時に足を広げ過ぎるのか、何度も左右の足が交差してしまう。これまでになかったことで、変な癖にならなければ良いのだが……。

樹間が広くなり滑りやすくなったところでダマの滑りを動画撮影するが、残念この雪では1ターンがせいぜい。なので動画公開はおあずけ。

11:20 1469m<br />
11:20 1469m
11:30 1294m<br />
11:30 1294m
11:43 1096m<br />
11:43 1096m
11:50 1010m<br />
11:50 1010m

ヤカイ沢本流に出ると例年なら腐れ雪の緩斜面で板が滑らず苦労するところなのだが、今日はクラスト気味で、却って滑りやすい。まあザラメ雪のような楽しさはないが。

ヤカイ沢後半は樹間も狭くなり、樹々の間を縫ってジェットコースターのように進む。下生えはまだ十分に埋まっているし、斜度は緩く十分にスピードをコントロールできるのでそう滑りにくいわけではない。
そのまま橋を渡り林道に合流。除雪地点から先も路肩を滑って駐車場の手前まで滑ることができた。

もともと体力維持程度にほとんど惰性で来たようなものだが、なんだか面白みにも達成感にも欠ける山行になってしまった。結局は天気と雪質しだいということか……