2017/02/18 乗鞍岳(富士見沢)

目的地
乗鞍岳
地域
乗鞍/御嶽
日時
2017/02/18
コース
乗鞍スキー場~富士見沢~鳥居尾根~乗鞍スキー場
メンバー
ダマ
装備
K2:BACKUP('12)/Voile:Switchback X2, Scarpa:T2('13)
天気
曇り

コースデータ

コースタイム
[9:41]かもしかリフト上↑[10:44]ツアーコース終点↑[12:00]摩利支天分岐[12:15]→[12:17]富士見沢源頭[12:30]↓[12:54]位ヶ原山荘[13:24]↓[14:22]かもしかリフト下
山行時間
04:42
実移動時間
04:07
最高高度
2788m
最低高度
1804m
累積標高差(登り)
943m
累積標高差(下り)
1111m
移動距離
9.77km
平均速度※1
2.37km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

今週末は春一番後に寒気が入り、どの山もあまりコンディションが良くなさそう。それでも乗鞍スキー場は晴れの予報で、昨日も雨ではなく雪だった様子。これならそれなりに楽しめるかもしれないと、先々週に続いて乗鞍に行くことにする。「ヤマテン」の予報だと上部はガスに覆われそうだが、どこにも行かずジッとしてるよりいいだろう。

今日はいつもの第3駐車場(やまぼうし駐車場)を利用。ゲレンデトップまで通常はリフト3つだが、ほとんど傾斜のない迂回コースをちょっと登れば、リフト券1回分を浮かせられる。試してみると、歩いて7分。これで400円の節約。このリフトに乗らないからといって早立ちできるわけではなく(どうせ上のリフトに乗る必要がある)、なんとも微妙なところだ。

09:49 2044m<br />最初の急斜面
09:49 2044m
最初の急斜面
10:34 2309m<br />5番標識付近
10:34 2309m
5番標識付近
10:45 2384m<br />位ヶ原急斜面
10:45 2384m
位ヶ原急斜面
11:11 2525m<br />位ヶ原より剣ヶ峰方向
11:11 2525m
位ヶ原より剣ヶ峰方向

9:41 1972m かもしかリフトトップ。
まずはツアーコースをシール登行。雪はほどよく締まっていて、トレース上を歩かなくても楽に登っていける。
位ヶ原から上は強風&ガス。朝はけっこう晴れていて山頂まできれいに見えていたのに、この時間はもうダメだ。
とはいえ、ここで撤退しなければならないほど酷いわけではない。とりあえず摩利支天分岐目指して登ることにしよう。

11:28 2595m<br />摩利支天分岐への登り
11:28 2595m
摩利支天分岐への登り
12:05 2787m<br />摩利支天分岐
12:05 2787m
摩利支天分岐
12:07 2787m<br />ガスが薄れた一瞬
12:07 2787m
ガスが薄れた一瞬
12:08 2787m<br />富士見沢源頭へ
12:08 2787m
富士見沢源頭へ

南西尾根上は凍結しているかもしれないので、ちょっと沢寄りを登る。実際は懸念したほどカリカリではなく、前回より登りやすかったくらい。位ヶ原と違って風もさほど当たらず、思ったより苦労せず登れる。

12:00-12:15 2776m 摩利支天分岐。
さすがに稜線上は風が吹き荒れ、ジッとしていられない。今日はこの天気だし、富士見沢を1本滑って終わりにしよう。ここなら視界が悪くても迷わず滑れるはずだ。
さっそく滑降ポイントの富士見沢源頭に向かおうとするが、ダマが他の登山者に写真撮影を頼まれ、強風で思うようにいかずにえらい時間を取られる。
それはいいとして、富士見沢源頭で待っていてもダマはなかなかやって来ない。様子を見に戻ってみると、これ以上進めないとバツ印を出している。例によってシールが剥がれて再接着できなくなったようだ。そのまま手に持って歩いてくればいいのに、富士見沢源頭がすぐそこだということを完全に忘れている。

12:40 2633m<br />富士見沢の滑降
12:40 2633m
富士見沢の滑降
12:45 2545m<br />ここまで下れば快適に
12:45 2545m
ここまで下れば快適に
12:48 2479m<br />新雪は少ないが滑りやすい
12:48 2479m
新雪は少ないが滑りやすい
12:53 2353m<br />車道合流
12:53 2353m
車道合流

12:17-12:30 2773m 富士見沢源頭。
ここも風が強いので、昼食は後回しにしてさっそく滑降開始。
上部はほとんど視界なし。ただ、右側の尾根はところどころ地肌が見えていて、完全に真っ白というわけではない。これならホワイトアウトに陥ることなく、多少は滑れるかもしれない。
しかし甘かった。その程度見えているだけでは何の役にも立たない。三半規管が完全にバカになり、上ってるのか下ってるのかもわからない状態。ターンのたびに転ぶ羽目になる。無木立のバーンはこういうときつらい。
それでもエコーラインを横断した辺りから雪面が明るくなり、視界が悪いなりに快適に滑れるようになる。フカフカのパウダーというわけではないが、クリーミーで滑りやすい雪質。これなら十分に楽しめる。

12:54 2354m<br />位ヶ原山荘
12:54 2354m
位ヶ原山荘
13:25 2316m<br />樹林帯の滑降
13:25 2316m
樹林帯の滑降
13:32 2188m<br />快適な林間滑降が続く
13:32 2188m
快適な林間滑降が続く
13:34 2124m<br />荒田沢橋を渡る
13:34 2124m
荒田沢橋を渡る

12:58 2350m 位ヶ原山荘。
この辺りはもう完全にガスの下。北西側は青空も見える。山頂は相変わらずガスに包まれているものの、先ほどより多少は薄まったようで、途中までなら視界もある。せっかくなので、標高差200mほど登り返して屋根板でも滑ろうか。
しかし時刻はすでに13時。ダマのシールが頼りないこともあり、結局はこのまま下山することに。
小屋の脇で昼食をとっていたら、海外のテレビクルーがやってきた。山頂はまだ真っ白。これではいい絵は撮れなかっただろう。

13:24 滑降開始。
ここからの針葉樹林帯の滑りは相変わらず面白い。上部の無木立バーンももちろん楽しいが、下山でこのルートを滑ると、山スキーっぽさが増して満足感が違ってくる。
途中、荒田沢橋でいったん車道に合流し、橋を渡ったところでアラタ沢左岸沿いにショートカット。ここは前回、ちょっとした登り返しがあり、あまりスムーズに滑れなかった。しかし今回は滑りやすい雪質だったためか、すんなり滑り抜けられる。

13:41 2038m<br />アラタ沢沿い
13:41 2038m
アラタ沢沿い
13:44 2014m<br />ここからは車道経由で
13:44 2014m
ここからは車道経由で
14:07 1919m<br />途中ショートカット
14:07 1919m
途中ショートカット
14:21 1815m<br />まもなくゲレンデ
14:21 1815m
まもなくゲレンデ

13:46 1997m 鳥居尾根・エコーライン分岐。
前回はここからまっすぐ鳥居尾根に進んだが、今日はエコーライン経由でゲレンデへ戻ることにする。鳥居尾根は木がちょっとうるさかったので、こちらはどうだろうというお試しだ。
が、これは失敗。新雪はほとんど積もっていなかったのに、傾斜が緩すぎて下りラッセルになってしまう。途中ショートカットできるところは楽しめたが、全般的に、単にシールを貼らずに戻れる、というだけのルートだった。これなら鳥居尾根のほうが山スキーっぽくてまだマシ。
最後はカモシカリフト下部に出てバックカントリーは終了。あとはゲレンデを滑って終了だ。

それにしても、下界はそれなりに晴れているだけに、ガスで真っ白の富士見沢は残念だった。
それでも金曜朝の時点で今週はダメかと思っていたので、結果的にそれなりの山行ができて満足ではある。

周辺情報

けやき山荘 ★★★★・
500円(日帰り入浴)

(2017/2/4)
最寄りの日帰り温泉施設「湯けむり館」も好きなのだが、スキーシーズンの夕方は混雑する。なので日帰り入浴可能な温泉宿を探し、20時前まで受け付けているということで選んだのがここ。メインの通り(県道84号)から道一つ入ったところにあるが、行きづらいということはない。

内湯と2つの露天風呂があり、ともに総檜造り。白濁した硫黄泉で、とても落ち着く。
浴槽は小さく、それぞれ3~4人程度しか入れないが、よほどタイミングが悪くない限りは混雑することはないだろう。
値段も安く、かなりお勧め。
ちなみに日帰り入浴の場合は事前に確認したほうがいいらしい。


千石 ★★★★・
山賊焼きカレー 1100円

(2017/2/18)
松本IC近く、山賊焼きで有名な定食屋。
ここの山賊焼きは胸肉が3枚分と量が多いので有名。量だけではなく、味のほうもニンニク風味で十分美味しく、食べられない分はテイクアウトもできる。
山賊焼きカレーの鶏肉はちょうど良い量だった。


Mt.乗鞍スノーリゾート

駐車場:無料
ゲレンデトップまで:リフト3本 400円×3
  駐車場は各所にあり、どこに止めてもゲレンデトップまでリフト3本。
  一番下のリフトが8:30~、上のリフトが9:00頃。

  • 一番下ののりくら山麓リフト下の駐車場は小さめ。朝早い時間にいっぱいになる
  • レストハウスやまぼうし近くの第3駐車場が大きくて便利。BCスキーヤーはその上の休暇村駐車場を使う人も多い
  • 鳥居尾根を滑る場合は山麓リフト下駐車場か第3駐車場へ。休暇村駐車場に戻るためにはリフトに乗る必要がある

※2017/2/4現在