※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度
この時期は冬季通行止め区間の除雪が進み、例えば笹ヶ峰や鳩待峠など、これまで雪に閉ざされてきた地域へのアクセスが可能になる(鳩待峠はまだ自動車で入れないので自転車アクセス)。今週はこれらを起点とする火打山、至仏山辺りに行きたがったが、天気はいまひとつのようで、日曜なんかは春の嵐になるらしい。
それでも土曜日なら夕方まで天気が保つらしいので、まだ雪があり、かつ午前中に下山できる魚沼エリアに行くことにした。
当初の予定は守門大岳。ここなら行程が短いし、難易度も低い。天気が悪くても十分楽しめるはずだ。
しかし現地に着いてみるとさほど天気は悪くない。これなら他の山でも良かろうということで、最終的に浅草岳に決定。今は天気が良くても午後には崩れるだろうから、行程的にこの山ぐらいが適当だろう。
除雪は冬季と同様にホテル大自然館跡地まで。先行は4台のみ。守門大岳ほどではないにしろ、人気の山なので路駐の車がズラリと並んでいるかと思っていた。この日は守門黒姫のほうが多かったぐらいだ。
7:17 492m ホテル大自然館跡。
この辺りの残雪は背丈ほど。例年より雪解けが早いとはいえ、このエリアは2月までの大雪の貯金がある。これなら十分楽しめるだろう。
しかしスキー板を履こうとしたところで思わぬトラブルが発生。左側のビンディングが壊れ、一度ブーツをセットしたら最後、スキー板から取り外せない状態になってしまったのだ。これだと途中で雪切れがあった場合、ブーツごと板を外して裸足で歩かなければならない。
例年通りの積雪量ならまず問題ないが、今年は雪がつながっているとは言い切れない。実際、少雪だった前回も途中で雪切れがあり、ヤブだらけの斜面を苦労して登ることになった。裸足であんなところは到底歩けない。
とはいえスキーを外さなくてもシールは剥がせるし、滑走には影響ない。ここまで来て諦めるほどのトラブルでもないので、雪が切れないことを祈って登ることにしよう。
まずは30分ほど林道を辿り、林道終点からは860点台地の東側を目指して適当に登っていく。
問題はここから。ヤヂマナ沢の左岸尾根上に出るまでは急傾斜で、時期が遅いとグライドクラックによる雪切れが発生するのだ。今日もやはり尾根直下にグライドクラックがあり、黒々とヤブが生い茂っている。これではスキーを外さず登るのはムリ。西斜面を巻き、雪がつながっているところを探すことにしよう。
しかしそんな場所はなかなか見当たらない。小沢を挟んで別の支尾根に入るまでトラバースを続け、そこでやっと登れそうな場所を発見。なんとかスキーを脱がずに尾根に上がることができた。
さて、尾根上に出られたのはいいとして、ピエールとは完全にはぐれてしまった。しかも今いる尾根は、ピエールが登ってくるであろう一般ルートからは外れてしまっている。このままこの尾根を登ればそのうち一般ルートに出るのだが、その間ピエールとは合流できないわけで、そのまま離ればなれになってしまう可能性もある。さいわい一般ルートの尾根との間は緩やかな小沢を挟むだけ。早めに移ることにしよう。
――と思っていったん小沢に降りて正規の尾根に戻ったものの、こちらはヤブだらけで歩きづらい。結局ふたたび沢に降り、しばらくこの小沢を詰めることになった。
小沢を登り詰めて再び正規の尾根に出たところで、無事ピエールを発見。聞くと、やはり正規の尾根は雪が切れていたとのこと。遠回りにはなったけど西斜面を巻いて良かった。
ちなみに後日ヤマレコの記録を確認すると、尾根の北側から回り込めば普通に雪はつながっていた様子。そもそもかつて雪切れがあったのは尾根直下ではなく、尾根上をちょっと登った950m付近だった。変な先入観があって初めから諦めていたところがある。
ともあれ、あとはこの緩やかな尾根をのんびり登るだけ。上空にはこの時期には珍しいうろこ雲。振り返ると飯豊山も確認できる。春霞の多いこの時期には珍しい。
9:45 1350m ムジナ沢右岸尾根合流。
ここからは細尾根。しかも嘉平与ボッチを越えるまでは稜線上にあまり雪が付いていないため、ムジナ沢側の斜面をトラバース気味に歩くことになる。この斜面はそこそこ急傾斜で、ところどころグライドクラックが進路を妨げている。特に嘉平与ボッチ直下のクラックは例年より大きく、下から回り込むのにちょっと手間がかかった。後日ヤマレコの記録を見ると、スキーを外して稜線上を歩く人も多かったようだ。
10:19 1553m 前岳。
ここまで来れば浅草岳はあと僅か。往復コースの場合、山頂まで行ってもさほどスキーが楽しめるわけではないが、時間はまだ早い。せっかくなので登っておこう。
ただし尾根上をこのまま辿った場合、ラスト20mほどは雪切れのためシールのまま登れそうにない。幸い近づいてみると南斜面はまだ真っ白。そちらから回り込んで、なんとかスキーを外さずに山頂まで登ることができた。
10:29 1582m 浅草岳。
山頂標識の周辺は雪が消えているものの、そのすぐ東側はしっかり雪が残っている。板を外さずともシールを剥がせたし、ここまではひとまず順調といっていいだろう。
ところで滑降ルートだが、迷った末に早坂尾根を選択。天気はまだ保ちそうなので、より楽しめるコースを滑ることにした。雪の状態がわからないので一抹の不安はあるが、以前、今日より雪が少ない時にも県道の除雪地点まで滑れたことだし、たぶん大丈夫だろう。
11:13 滑降開始。
前回は山頂からそのまま滑ったが、山頂直下はヤブが多く、それを避けながらの滑走になった。尾根の東端ならヤブがなくて真っ白なので、今回はちょっと東側に移動してから滑ることにする。
この尾根はいかにも溶岩流で作られた台地といった感じで、無木立で幅広いスロープが遠くまで一直線に延びている。まさに天然のゲレンデだ。傾斜は緩いものの、雪質は滑りやすいザラメ雪。雄大な景観の中、気分良くどんどん滑ることができる。
途中からは新雪のストップスノーが混じって時々つんのめりもするが、そうひどいものではない(ピエールは全然気にならないといっていた)。テクニカルな面白みは少なくとも、残雪期のこの手の斜面はとても楽しいのだ。
しかしそれも1206点の辺りまで。この先はほとんど平坦になり、ストック漕ぎが必要になる。
それでも展望が良いので、さほど面倒には感じない。それに上部であれだけ楽しめたので、この程度なら良しとせねばという気にもなる。
11:43 1100m 台地末端。
台地状の広い尾根はここで終了。そのまま北西に延びる尾根に入る。
この尾根はちょっと狭めではあるが、適度に傾斜があるので再び楽しく滑ることができる。ただ、ところどころクラックがあるので注意は必要だ。
985mで尾根を外れ、西側の急斜面にドロップ。
前回、この降り口はヤブだらけで滑りづらかったが、今日はそうひどくない。それにすぐにブナ林に入り、樹間もそれなりに広がる。ピエールはこの手の急斜面が苦手だったはずだが、今日は調子良く滑り降りてくる。曰く、何かつかんだそうだ。
標高差50mほどの急斜面を滑り降りたら、あとは南西に延びる沢筋を滑って県道を目指す。傾斜が緩くてほとんど直滑降でないと進まないが、いかにも春スキーという感じで悪くない。なんだか月山の石跳川を思い出す。
11:57-12:01 760m 県道385号合流。
快適な滑走はここで終了。駐車地点までは残り4kmほどだが、高低差は150mちょっとしかない。未除雪の県道385号上をほとんどストック漕ぎで進むことになる。
途中一箇所、陽当たりの良い橋の上で雪解けが進んでおり、アスファルトが露出している箇所もあった。しかしギリギリ中央で雪がつながっており、なんとか最後まで板を外さず滑り続けることができた。
(2015/04/26)
きのこづくし御前 1,500円(舞茸ごはんに変更 +50円)
六日町ICそばにある「雪国まいたけ」直営のレストラン。
きのこづくし御前は舞茸天ぷら、舞茸ホイール焼き、きのこ汁などバラエティーに溢れ、(原価は安いのだろうが)割安感があるし、なかなか楽しめる。おかずが多く御飯が足りなく感じるくらい。
特にきのこ汁はうまい。舞茸天ぷらはちょっと油っぽかったかな?
ごはん(魚沼コシヒカリ)にもこだわりがあるようだが、舞茸ごはんにチェンジしてしまった。もちろん舞茸ごはんも悪くないが、キノコの煮染めなど白米にぴったりの付け合わせもあるので、次回は普通の白いご飯にしよう。
(2018/04/14)
雪国茸と豚バラ肉のうま煮丼 980円(きのこ汁に変更 +200円)
美味いけど、キノコだらけで後半は飽きた。常々蕎麦で腹一杯になると幸せな気分になれないと思ってきたが、キノコにも同じことがいえるとわかった。
純粋に食事だけで評価すると3に落としたいところだが、店自体はやはり魅力的なので評価は4のまま。
(2004/4/10)
入広瀬村という辺鄙でかつ分かりにくい場所にあるにはあまりにゴージャスな日帰り温泉施設で、新潟でも有数の人気施設とのこと。「国内屈指の噴出量を誇る自然温泉」だそうだ。全然知らなかった。
露天風呂と内風呂が離れた場所にあり、それぞれ別料金。セット料金もあるが、露天風呂と内風呂を行き来するには一度服を着る必要がある。
通常ならマイナス要因だが、広くて立派な内風呂だけでもう十分だ。
人気施設といっても場所と季節柄我々が行くときはいつもガラガラ。もちろん広い休憩室もガラガラで、ゆっくり仮眠できる。
(2017/3/12)
600円→700円
この地で内風呂のみで700円というのは割高に感じる。評価も4→3