2011/02/19 妙高山(三田原山~黒沢池)

目的地
妙高山
地域
北信/頸城
日時
2011/02/19
コース
妙高杉ノ原スキー場~三田原山~黒沢池往復~三田原ゲレンデ
メンバー
ダマ
装備
Rossignor:B2('04)/Rottefella:Cobra R8, Scarpa:T2('05)
天気
快晴

コースデータ

コースタイム
三田原第3高速リフトトップ[10:51]↑[12:21]三田原山[12:36]↓[12:50]黒沢池[13:13]↑[15:01]三田原山南2347m地点(滑降開始)↓[16:29]パノラマゲレンデ合流
山行時間
05:39
実移動時間
05:17
最高高度
2358m
最低高度
1173m
累積標高差(登り)
935m
累積標高差(下り)
1614m
移動距離
11.89km
平均速度※1
2.25km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

朝7時、小布施PAでダマと待ち合わせ。
ここのPAで栗ご飯と蕎麦の定食を食べるのが楽しみだったのだが、ハイシーズンの土曜は早朝から大混雑で、並ばすに食べるのは不可能なようだ。
それはともかく、ダマからは小一時間ほど遅れる由。その間に信濃町で事故通行止めが発生し、やがてここ小布施まで渋滞が連なる。幸いこのPAはスマートICで降りられるので、ダマがやってくるのを待ち一般道で妙高高原に向かう。そしてゴンドラに乗るまでの大混雑もあり、杉ノ原のゲレンデトップに立てたのはもはや11時近くになってしまった。

10:54 1867m<br />
10:54 1867m
11:05 1946m<br />
11:05 1946m
11:29 2116m<br />
11:29 2116m
11:51 2262m<br />
11:51 2262m

10:51 1852m ゲレンデトップ発。
ゲレンデの途中までは深いガスが立ちこめていたが、ここから上は雲を突き抜け、今シーズン初めてのピーカン空が広がる。
そこそこの新雪が積もっているが、この時間なのでトレースはバッチリ。特に雪の吹き溜まった沢の横断はトレースがないと面倒なので、ありがたく使わせてもらう。
今日は三田原山を越え黒沢池まで足を延ばそうと考えていたが、この時間ではちょっと厳しい。しかしせっかくのこの天気、ノーマルルートだけではもったいない。12時までに稜線に出られたら黒沢池まで行こうと決める。
といいつつも最初から行く気は満々で、いつものように稜線2300m地点には向かわず、三田原山に向かって斜め左に一直線に登って行く。

12:19 2350m<br />
12:19 2350m
12:32 2351m<br />
12:32 2351m
12:42 2247m<br />
12:42 2247m
12:46 2191m<br />
12:46 2191m

12:21 2358m 三田原山。
空気が澄み、火打・焼山はもちろんのこと、上越の平野部までくっきりと見渡すことができる。
風が強いので休憩もそこそこにシールを外し、本日最初の滑降。
稜線上を北に300mほど進んだところにある沢が、本日予定している黒沢池への滑降コース。一昨年高谷池から登った際に発見した場所で、木がまばらで滑りやすい。
当然そういう場所は誰もが目を付けるわけで、高谷池ヒュッテに向かったらしい先行者のシュプールが付いている。汚れなき真っさらの新雪を滑れないのは残念ではあるが、まあ広い沢なので滑る上で邪魔になることはない。

上部はそこそこ斜度があり新雪を楽しめたが、下部は斜度が落ち、この雪の量では板がもぐりあまり滑らない。こうなると先行者のシュプールはありがたく、それに乗って一直線に滑っていく。

12:47 2153m<br />
12:47 2153m
13:16 2041m<br />
13:16 2041m
14:16 2250m<br />
14:16 2250m
14:37 2340m<br />
14:37 2340m

ほどなく黒沢池のある平原に合流。風で表面の雪が飛ばされ、かつ若干ながらもパッキングされているので斜度がなくてもよく滑る。ほとんど直滑降してるだけなのだが、広大な風景の中をどんどん進んでいくのでたいへん気分が良い。
当初は戻りやすいように平原に下りたらすぐ引き換えそうと思っていたのだが、あまりの気分の良さに止まるのがもったいない。なんだかんだで広大な湿原の真ん中まで滑ってしまった。

13:13 昼休憩後、三田原山まで登り返し。
滑降に使った沢は雪が深いので、南側の尾根から登ることにする。
それでも雪はそれなりに深く、バンディットを履いていることもありラッセルが応える。
まあ私のバンディットは数年前の細身のタイプなので今どきはむしろ軽い部類なのかも知れないが、普段3ピンの軽量板でラクしている自分にとってはこの重さでも厳しいのだ。標高差300mのラッセルくらいなんでもないと言いたいところだが、途中で太ももを痙ってしばし休憩。

14:46 2322m<br />
14:46 2322m
15:08 2255m<br />
15:08 2255m
15:16 2082m<br />
15:16 2082m
15:27 1875m<br />
15:27 1875m

14:35 再び三田原山。
ここからそのまま滑り降りることもできるのだが、その場合は池ノ峰の東に出るべく終始南へトラバース気味に滑るか、もしくは真っ直ぐ笹ヶ峰に下りて長い林道を歩いて戻ってくるかで、どちらも今ひとつ。ということで、いつものドロップポイントである2300m地点まで素直に稜線上を戻ることにする。
稜線上はところどころ登り返しが必要で、しばらくシールを付けたまま進む。

15:01 2347m この辺りで十分かというところで、シールを外して滑降開始。
さすがにこの時間になると他に人はいないが、多くの人がパウダーを堪能したのであろう、無数のトレースで斜面は荒らされている。さらにせっかくの新雪も固くなり始め、フカフカのパウダーというわけにはいかない。
といってもこの広い斜面、トレースが邪魔になることはなく、雪質だってクラストしている訳ではなく、十分に楽しめる。
そして中間部以降も快適。経験上、どうせ腐れ雪で滑りづらいだろうと勝手に思い込んでいたのだが、よく考えれば例年このコースを滑るのは3月の中旬以降。2月のこの時期であれば、いくら晴れているとはいえ雪は十分に締まって滑りやすいのであった。

15:42 1713m<br />
15:42 1713m
16:00 1535m<br />
16:00 1535m
16:19 1343m<br />
16:19 1343m
16:23 1313m<br />
16:23 1313m

16:18 1344m 林道合流。
トレースは多く、雪も固くなっているので良く滑る。

16:30 1173m 杉ノ原スキー場パノラマゲレンデ合流。
例年は3月半ばの柔らか雪なので逆に圧雪バーンだと滑りやすかったのだが、本日はカリカリ。テレマークではやたらと疲れる。ダマは太板ではターンできないらしく、終始ボーゲンで滑り通す。

16:44 738m 三田原ゲレンデ最下部着。
ここから車のある杉ノ原ゲレンデに戻るには第1ロマンスリフトに乗らなければならないのだが、16:30までということでもう終了していた。幸い乗せてくれたので事なきを得たが、危ういところだ。
というか、連絡リフトは最後まで動かしておくべきと思うのは私だけだろうか。