2014/04/27 浅草岳(早坂尾根)

目的地
浅草岳
地域
会津/会越
日時
2014/04/27
コース
ホテル大自然館跡~浅草岳~早坂尾根~右沢~ホテル大自然館跡
メンバー
ピエール
装備
MADSHUS:EPOCH('13)/22 Designs:TeleBulldog, Scarpa:T2('13)
天気
快晴

コースデータ

コースタイム
ホテル大自然館先駐車地点(白崩沢出合付近)[7:26]↑[9:50]1246m点↑[10:56]前岳↑[11:13]浅草岳[11:41]↓[12:49]林道合流↓[13:20]除雪最終地点[13:31](徒歩)↓[13:46]駐車地点
山行時間
06:20
実移動時間
05:46
最高高度
1582m
最低高度
500m
累積標高差(登り)
1224m
累積標高差(下り)
1223m
移動距離
15.05km
平均速度※1
2.61km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

07:21 517m<br />
07:21 517m
07:27 508m<br />
07:27 508m

今年のGW前半は単なる土日。残念ながら遠出はできない。
しょうがないので浅草岳にでも行こうかと考えていると、ちょうどヤマレコに金曜の早坂尾根の記録がアップされた。早坂尾根は戻ってくるのが大変そうなのでこれまで滑ったことがないが、レポートを読む限りはさほど苦労せずに戻ってこれそう。雪も十分残っているようなので、今週末は早坂尾根を目指すことにする。

もう少し時期が早いと最終除雪地点のホテル大自然館跡に駐車することになるが、今はさらに先まで除雪が進んでいるため、登山口となる白崩沢の辺りに路駐する。

08:08 679m<br />
08:08 679m
08:50 959m<br />
08:50 959m
09:19 1061m<br />
09:19 1061m
09:47 1223m<br />
09:47 1223m

7:26 510m 白崩沢横の林道発。
雪は十分付いており初めからシール登行。しばらく林道上を登る。
最終的に1246点のある嘉平与ボッチ北西尾根を登る必要があるのだが、この尾根に至るまでの最適なルートが未だわからず、GPSの設定はザックリ。今日は林道終点から小沢を詰め、860m点の北東の尾根から取り付く。
急斜面をしばし登ると、標高980mで尾根は緩やかになる。尾根の中央は雪が融けて灌木が出ているため、雪の付いている左端を歩くが、途中、雪が崩落していてシールのまま歩けない個所がある。尾根の真ん中までほんのちょっと上がればいいだけなのだが、ツルツルした笹薮の急斜面を藪こぎしながら登るのに一苦労。
そこを越えたら再びシール登行。さすがにこの時期になるとところどころブッシュが出ていて、スッキリとは歩けない。

10:05 1300m 緩やかな細い尾根を抜け、ここから嘉平与ボッチへの急登。ここもまたブッシュが多く、歩くのに難儀する。

10:35 1460m<br />
10:35 1460m
10:58 1550m<br />
10:58 1550m

10:37 1469m 嘉平与ボッチ。
稜線上は這松が生い茂っているため右斜面をトラバースすることになるが、大きな雪の割れ目ができており、さらに下から回り込む。
後は前岳まで緩やかな登りだが、ここで右足が痙る。これまで重い板でラッセルした時に足が痙ることはあったが、この軽い板で、ラッセルもしていないのに足が痙るのは初めて。そういえば今日は登る前にストレッチをするのを忘れていた。もういい年だし、準備運動なしで登山するのは許されないようだ。

10:56 1549m 前岳。
休憩なしでそのまま浅草岳本峰へ向かおうとするが、右足をかばって歩いていたせいか、今度は左足が痙る。幸いこの区間はほとんどアップダウンはないため、足に負担をかけないようダマしダマし歩く

11:13 1582m 浅草岳山頂。
先行パーティーが何組かいたが、ほとんどが前岳まで戻って往路の尾根を滑る様子(ちなみにこの時点では気づかなかったが、1名だけ早坂尾根を滑っている人がいた)。

11:42 1545m<br />
11:42 1545m
11:45 1488m<br />
11:45 1488m
11:52 1375m<br />
11:52 1375m
12:02 1190m<br />
12:02 1190m

11:41 滑降開始。
山頂直下にブッシュ帯があるが、雪は繋がっていて板を外さずにそのまま滑って行ける。
ブッシュ帯を越えると、目の前に早坂尾根の広大な斜面が広がる。見た目のインパクトは焼山北面台地に勝るとも劣らない。
傾斜は緩いが、ザラメ雪でゲレンデのように滑りやすい。「ゲレンデのよう」というと、ともすれば単調すぎて物足りなく感じることも多いのだが(隣の守門大岳などいい例だ)、ここまで景色が雄大になるとまた別。ともかく滑っていて気持ちがよい。
ちなみに途中で振り返って気づいたのだが、我々の滑ったルートの東側は草ひとつない真っ白な斜面が広がっていた。つまり山頂の東側の端から滑り始めれば、ブッシュに邪魔されずにさらに気分良く滑れた訳だ。

12:10 1147m<br />
12:10 1147m
12:18 1138m<br />
12:18 1138m

12:00 早坂尾根1206点。
ここから傾斜は一段と緩やかになり、ストック推進が必要になる。
この先も尾根の中央を正確に進むべきだったのだが、あまりの平坦ぶりに、尾根の左端を若干降りるような形で滑ってしまう。途中で気づいて尾根から降りすぎないよう、等高線添いに進む。
この辺りは滑りを楽しむことはできないが、上部のあの広大な斜面を滑れるのであれば、この程度の難点はご愛敬だ。

12:25 1100m 広い台地状の尾根はここまで。ここからは傾斜のある北西の尾根を滑る。デコボコした狭めの尾根だが、これはこれで変化があり楽しい。

12:26 1090m<br />
12:26 1090m
12:31 989m<br />
12:31 989m

12:30 998m。この辺りで尾根を外れて西斜面にドロップし、894m点の南の沢に向かう必要がある。
どこか適当なドロップポイントを探すが、尾根の左脇はどこもブッシュが生い茂り、滑降ルートの様子が見えない。
しょうがないと適当なところからブッシュをかき分け下に降りると、西斜面自体はまだそれなりにブッシュが埋まっており、十分なスペースがあるのであった。このような春の林間の急斜面はけっこう好きで、気合いを入れて滑る。
急斜面を滑り終えたら、894m点南の沢に入り込む。当初、この辺りはもう雪がほとんどないのではないかと懸念していたが、まだまだ十分。雪質的にもさほど腐っておらず滑りやすい。月山の石跳川コース下部のような開放的な風景で、滑っていて気持ちが良い。

12:49 770m<br />
12:49 770m
12:58 744m<br />
12:58 744m
13:13 695m<br />
13:13 695m
13:21 615m<br />
13:21 615m

12:49 766m 県道385号線合流。むろん除雪はされていない。
後は車道上を駐車地点まで戻るだけなのだが、それなりに距離はある。とはいえラスト1kmくらいまでは除雪されていないようなので、ストック推進は必要だろうが、このまま林道上を滑っていける。先週の芝倉沢からの湯檜曽川添いの戻りに比べれば楽なはずだ。
途中間違えて20mほど無駄に登ってしまったが(後で地図を見たらエコミュージアムに向かう道だった)、ひたすら車道を進む。

13:20 615m 除雪最終地点。
滑降はここまで。板をザックに付け、駐車場まで残り1kmちょいを歩く。この区間はそれなりに傾斜があったので、除雪されていなければあっという間に戻れただろう。

周辺情報

寿和温泉ドリームタウン ★★★・・
700円(内風呂のみの場合)

(2004/4/10)
入広瀬村という辺鄙でかつ分かりにくい場所にあるにはあまりにゴージャスな日帰り温泉施設で、新潟でも有数の人気施設とのこと。「国内屈指の噴出量を誇る自然温泉」だそうだ。全然知らなかった。
露天風呂と内風呂が離れた場所にあり、それぞれ別料金。セット料金もあるが、露天風呂と内風呂を行き来するには一度服を着る必要がある。
通常ならマイナス要因だが、広くて立派な内風呂だけでもう十分だ。
人気施設といっても場所と季節柄我々が行くときはいつもガラガラ。もちろん広い休憩室もガラガラで、ゆっくり仮眠できる。


(2017/3/12)
600円→700円
この地で内風呂のみで700円というのは割高に感じる。評価も4→3


そば処 薬師 ★★★・・
中へぎそば(2~3人前) 2400円

(2014/4/27)
守門・浅草の帰りというとR252沿いにお気に入りの蕎麦屋があるのだが、昼夜の食事時間帯以外は営業していないため、我々が帰る頃にはなかなかタイミングがあわない。
そこで見つけたのがこの店。上記の店同様へぎそばを出してくれる。
味は、、、けっしてまずくはない。いや、うまいとさえ言えるかもしれない。というか本当にうまい蕎麦を久しく食べていないせいで、蕎麦のうまさというものがわからなくなってきた。
少なくともタレは好みの味だ。