2017/03/25 阿寺山(ジャバミ沢)

目的地
阿寺山
地域
上越線沿線
日時
2017/03/25
コース
広堀橋~阿寺山~ジャバミ沢~広堀橋
メンバー
単独
装備
ELAN:KARAKORUM('12)/Voile:Switchback X2, Scarpa:T2('13)
天気
晴れ時々曇り

コースデータ

コースタイム
広堀橋[8:03]↑[11:14]阿寺山[11:54]↓[12:52]広堀橋
山行時間
04:48
実移動時間
04:09
最高高度
1508m
最低高度
378m
累積標高差(登り)
1227m
累積標高差(下り)
1227m
移動距離
8.53km
平均速度※1
2.05km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

土曜の中越は朝方まで降雪があり、その後は晴れる様子。それならばと、新雪狙いで八海山系の阿寺山に行くことにする。ここなら終始ラッセルすることになっても最後まで登れるはずだし、樹林帯なので比較的安全に新雪ツリーランを味わえる。山頂からは間近に越後三山を望めるなど、標高の割りに展望も楽しめる。降雪後のスキーにもってこいの山なのだ。

最終除雪地点の広堀橋手前に車を停める。スペースが数台分しかないのでちょっと心配だったが、さいわいまだ2台分空いていた。

08:04 382m<br />広堀橋の駐車スペース
08:04 382m
広堀橋の駐車スペース
08:09 405m<br />しばらく林道
08:09 405m
しばらく林道
08:45 631m<br />北西尾根へ
08:45 631m
北西尾根へ
09:24 875m<br />傾斜はキツめ
09:24 875m
傾斜はキツめ

8:03 382m 広堀橋。
まずは林道をシール登行。新雪はこの辺りで30cmほど。すでに先行者がおり、トレースも付いている。スキーヤーの後にスノーシュー軍団が通ったようでデコボコに荒らされてはいるが、ありがたいことに変わりはない。

8:35 526m 林道終了。
ここから阿寺山北西尾根へ取り付く。
この先は樹林帯の急斜面が続く。雪が深く、先行していたスノーシューのボーダーさんたちが苦労している。
ボーダーさんたちを追い越せば、あとはスキーのトレースのみ。全般的に傾斜がきつく、尾根が狭まって極めて登りにくいところもある。しかし先行の方はだいぶ慣れているようで、程よい角度でジグを切ってくれている。おかげで効率良く登ることができた。

10:04 1108m<br />一瞬だけ八海山の姿
10:04 1108m
一瞬だけ八海山の姿
10:16 1187m<br />上部はまさにスキー向き
10:16 1187m
上部はまさにスキー向き
10:32 1280m<br />快適なブナの疎林
10:32 1280m
快適なブナの疎林
11:05 1459m<br />最上部は広い雪原
11:05 1459m
最上部は広い雪原

1400mで樹林帯を抜け、広々とした雪原へ。この先、先行トレースは阿寺山方向ではなく北側へ延びている。これ、八海山に向かってるな。どういうコースを滑るのだろう。スタート時点ではすぐに追いつくだろうと思っていたが、結局追いつけず、ラッセル交代どころかお礼さえ言えなかった。
ともあれ自分はトレースを離れて阿寺山へ。ラッセルは必要になるが、これまでの樹林帯の急斜面に比べればたかが知れている。それに山頂まであと少し。苦になるほどではない。

11:52 1504m<br />山頂より越後駒・中ノ岳
11:52 1504m
山頂より越後駒・中ノ岳
11:55 1433m<br />上部緩斜面の滑降
11:55 1433m
上部緩斜面の滑降
11:57 1378m<br />樹林帯へ
11:57 1378m
樹林帯へ
12:00 1247m<br />相変わらずの面白さ
12:00 1247m
相変わらずの面白さ

11:14 1507m 阿寺山。
到着時点ではこの辺りもガスがかかり、まったく何も見えない。楽しみにしていたのに、天気の回復が思ったより遅かった。
それでも少しずつガスは晴れていき、だんだんと周囲が見えるように。あと1時間もすれば、すぐ隣の八海山・中ノ岳など越後三山くらいは拝めるようになるかもしれない。
が、結局待ちきれずに下山することに。別にファーストトラックにこだわるわけではなく、急ぐ必要もなかったのだが、いかんせん退屈過ぎる。

11:54 滑降開始。
まずは広々とした無木立の雪原を滑走。傾斜は緩めだが、よく滑る雪質でとても楽しい。
1400mからは樹林帯の急斜面。ここも期待通りに面白い。深くて重い新雪ながら、そこそこ傾斜があるので止まらずにどんどん滑っていける。
ただ、この深い雪を快適にこなすにはちょっと板が短い感じ。雪崩で失ったK2:Backupであればもっと楽しめただろう。まぁ吟味する間もなく急遽ヤフオクで購入した板なので、文句は言えない。

12:05 1143m<br />素晴らしい斜面が続く
12:05 1143m
素晴らしい斜面が続く
12:19 734m<br />ジャバミ沢の沢底へ
12:19 734m
ジャバミ沢の沢底へ
12:41 526m<br />登りルートに合流
12:41 526m
登りルートに合流
12:47 453m<br />最後はジェットコースター
12:47 453m
最後はジェットコースター

750mで無木立のジャバミ沢の沢底へ。ここは広いU字型の沢で、雪の少なかった昨年と違って細かいギャップも埋まってる。ただ、さすがにこの標高まで下ると雪がグダグダ。ターンの度に足を取られる。まぁ快適とは言えないが、それなりに滑れはする。

広堀川出合が近づいたら、登りルートに合流すべく左斜面をトラバース。ほとんど水平移動で、ところどころ数歩程度の登り返しも必要になる。ただ、ここは滑りの悪い雪質が幸いした。シールなしでもグリップが効いて、ペタペタと歩くことができる。

12:41 527m 林道合流。
あとは林道上をジェットコースター。あっという間にゴールの広堀橋だ。
この時間には雲が切れて八海山がきれいに見えるようになっている。山頂からの展望も素晴らしいだろう。その点は悔しくもあるが、まぁ滑りは楽しめたので良しとしよう。

周辺情報

五十沢温泉 ゆもとかん ★★★★・
500円

(2016/2/27)
評価の高い温泉なので巻機山の帰りに多少寄り道してでも行ってみたいと思っていたところ、今シーズン初めて知った阿寺山の近くだったので、これ幸いと寄ってみた。
有名なのは混浴の岩風呂・露天風呂で、その点ちょっと気を遣いそうだったが、岩風呂は男性用/女性用とで浴槽の半分が岩で仕切られており、入りやすいよう工夫されている。
この日は女性客がおらず、露天風呂のほうも気兼ねせずにゆっくり入浴することができた。
なにより泉質が良く、コストパフォーマンスも高い。旅館の立ち寄り湯の場合は外来入浴時間が短いところも多いが、ここは10:00~20:00までと下山が遅くなっても十分間に合う。なかなかいい温泉だ。

(2017/3/25)
一気に500円→700円に値上がりしていた。
温泉自体は良いが、お得感はなくなったので評価も5→4


ちゃわんめしたっぽ家 ★★★・・

(2017/3/12)
 妻有ポークの味噌もつ定食 850円

魚沼コシヒカリと地元のおかずを売りにした定食屋。道の駅「南魚沼」内にある。
セルフサービス式で、レストランというよりフードコートという感じ。
もつ煮は赤味噌で、群馬によくあるような一般的な味ではない。悪くはないが、何度も食べたくなるようなものでもない。
ご飯はたしかに美味しいし、一人で気軽に食べるには良い店ではあるが、今ひとつ決め手に欠ける。

(2017/3/25)
 越後もち豚生姜焼き定食 980円
 津南高原ミルクソフト 370円

ロース肉のようにしっかり形状を残したものではなく、バラ切り落とし(というわけでもないと思うが)をごった煮にしたような感じ。なんだか学校給食で出てきそうなおかずだ。味は良いが、安っぽさは否めない。
ソフトクリームはまったく好みではない。これなら食べなくていい。