2011/02/05 西吾妻山(二十日平)

目的地
西吾妻山
地域
東北南部
日時
2011/02/05
コース
グランデコスキー場~西大巓~西吾妻山~二十日平~スキー場
メンバー
ピエール, ダマ
装備
BlackDiamond:Cult('11)/22 Designs:LiteDog, Scarpa:T2('05)
天気
曇り

コースデータ

コースタイム
グランデコスキー場[10:21]↑[11:38]西大巓↓↑[12:31]西吾妻小屋[12:51]↑[13:09]西吾妻山[13:23]↓[15:23]グランデコスキー場
山行時間
05:06
実移動時間
04:44
最高高度
2037m
最低高度
1012m
累積標高差(登り)
574m
累積標高差(下り)
1149m
移動距離
9.25km
平均速度※1
1.95km/h

※1 ... 休憩時間を除いた実移動速度

グラフ

記事

このところ悪天候が続いたが、今週末は快晴とはいかずともほどほどの天気の様子。この季節、そういうチャンスがあればグランデコからの西吾妻に行くことにしている。途中樹間が濃く、南向きのため雪質が今ひとつといった面もあるが、少ない登りで変化に富んだ斜面を十分に堪能できる好コース。本コース初めてのピエールも気に入ってくれるだろう。

10:21 1588m<br />
10:21 1588m
10:37 1677m<br />
10:37 1677m
11:56 1896m<br />
11:56 1896m
12:36 1978m<br />
12:36 1978m

10:21 1587m グランデコスキー場第3リフトトップ発。
ダマが待ち合わせに若干遅れた上、どうせ土曜だし帰りが遅くなっても良いと、いつも通り猪苗代のデニーズでノンビリ朝食をとっていたらこんな時間になってしまった。
天気は期待していたほど良くはなく、なにより上部は深いガスに包まれている。西大巓からの樹氷群の大展望は望むべくもないが、まあ仕方ない。
新雪はそれなりに積もっており、先行者のトレースを借りてのんびり登る。
ここの登りルートはそれなりに把握しているつもりだったが、ガスで様子が判らず、もうそろそろか、と思いつつもなかなか着かない。

11:38 1976m 西大巓。
完全なホワイトアウト。当初考えていた、無木立の東斜面滑降なんてできる状況ではない。そのままシールを外さず、GPSを頼りに西吾妻方面へ下る。

12:31-12:51 1978m 西吾妻小屋。
特に小屋に寄ることは考えていなかったのだが、たまたまガスの中からヒョッコリ現れたのでここで食事休憩をとることにする。ダマ達には予定された行動に移ったかもしれないが、実は偶然なのだ。
面倒なので小屋には入らず、脇で食事。
休憩後、再び樹氷群の間を縫うように西吾妻山頂へ向かう。

13:04 2024m<br />
13:04 2024m
13:43 1969m<br />
13:43 1969m
13:48 1909m<br />
13:48 1909m
14:05 1784m<br />
14:05 1784m

13:09 2037m 西吾妻山。
山頂といっても標識も何もないだだっ広い平原なので、この辺りが山頂か、といった程度で何の感慨も浮かばない。
山頂一帯は斜度がない上、雪に埋まりきらない木々や風紋でデコボコしているため、南尾根の滑り出しまでシールを外さずそのまま歩き続ける。

13:27 2030m ガスで様子はわからないが、この辺りか、というところでシールを外して滑降開始。
目指すコースはこのまま尾根上を真っ直ぐ滑ればいいのだが、これだけガスが濃いとどこを滑っているのかわからない。いつの間にか左に逸れていることに気づき、しばらくトラバースして尾根に戻る。わずかな無木立の斜面はこうして終わってしまう。

やがてオオシラビソの樹林帯へ。この頃にはガスも薄れはじめ、ある程度視界が効くようになる。
そこそこの新雪なのではあるが、パウダーというわけにもいかず、ところどころクラスト雪も混じるため、このヘナチョコ板では思うように滑れない。ダマ共々転びまくる。板のせいもあるかもしれないが、この18年何をやっていたのだろうと思うくらいの酷い有り様であった。
ピエールは意外にも無難に滑っている。ブランクがあり、通常の斜面の滑降ではダマに抜かされたかの感もあるピエールであるが、樹林帯は相変わらず強い。

14:11 1735m<br />
14:11 1735m
14:12 1712m<br />
14:12 1712m
14:27 1595m<br />
14:27 1595m
14:38 1534m<br />
14:38 1534m

標高1650mほどで先行者のトレースを発見。もうすぐ緩斜面帯に入り、新雪上は板が滑らなくなるので丁度よい。トレースからあまり離れることのないようにコース取りをし、1600m付近の平原に入ってからは完全にトレース上を滑る。それでもほとんど傾斜がないため、ところどころストック推進が必要だ。

14:38 1530m 平原はここで終わり。
ここからブナ林の快適な斜面になるのだが、先行者のトレース通りに進んだ結果、いつものコースより東に寄っており、ブッシュが多い。雪も相変わらず良くなく、期待していたような面白さはない。一人で来たときにここで何回もいい思いをしてきただけに、ピエールやダマにそれを味合わせてあげられないのが残念だ。

14:52 1382m<br />
14:52 1382m
15:02 1253m<br />
15:02 1253m
15:12 1134m<br />
15:12 1134m
15:22 1109m<br />
15:22 1109m

14:56 1330m ここで小沢を左岸に渡る。
引き続き二十日平の平原までブナの快適な斜面が続くのだが、相変わらず思うようには滑れない。
そして二十日平。斜度は緩いが、クラスト雪なので逆に直滑降でグングン進むことができる。
昨年は調子に乗って中ノ沢への徒渉ポイントを通り過ぎてしまったため、今年はGPSを確認しながら慎重に進む。

15:15 中ノ沢への急斜面を滑り降り、スノーブリッジを渡って右岸へ。
数メートル登り返したら、ゲレンデ合流まであと少し。斜度は緩いが、十分に踏み固められたトレースがあったため、それに乗ってあっという間に合流することができた。