これまで吹浦口からは御浜までのショートルートしか滑ったことがなかったが、晴天が見込まれるこの日、満を持して山頂まで往復。これが抜群の面白さで、雪質の良さも相まってこれまででも最高の山行の一つとなった。
以前は月山山頂から石跳川のコースで十分満足できたものだが、今回はなんだか物足りなく感じ、湯殿山まで足を延ばす。所々の藪こぎが面倒だったが、湯殿山南面の大斜面は滑り応え十分で、行っただけの価値はあった。
無木立の緩斜面が続く早坂尾根。ゲレンデのようだとは思っていたが、実際行ってみるとこれが圧倒的なスケール感。コースに変化もあり、中間の平原や最後の林道の戻りなどまったく気にならないくらいの素晴らしさだった。
暖雨後の気温低下で稜線は凍りまくり。上部は危険を避け笹藪の尾根を一部歩く必要があったが、それでもこのアルペンチックなコースは他とは違う満足感を与えてくれる。東京から近いしもっと頻繁に来ることにするか。
この時期気分の良い山行が味わえるという点では最右翼の鍋倉山。久しぶりに仲間が揃い、さらに晴天となればもうここしかないでしょう。ブナの尾根のメローな林間滑降は鉄板の楽しさで、さすがに皆も気に入ったようだ。
5月初旬の陽気というこの日、静かな山行を求めて南会津へ。体力の落ちたこの身には応える標高差だが、のんびり気持ち良く登ることができる。下部の雪はさすがにグダグダだったが、心地よい1日を過ごすことができた。
昨日に続いて妙高近辺の山を滑るつもりだったが、新雪ストップスノーに辟易して雪の少ない四阿山に転身。雪は固いが圧雪バーンのように滑りやすく、あっという間に滑り降る。まあ連休最終日だしこれくらいで十分なのだ。
ドカ雪後でも安全に楽しめそうな三田原山へ。しかし雪多過ぎ。最上部は良かったが、後半は延々と下りラッセルが続く。最後の林道は人も集まり複数パーティーが一列に並んで交代でラッセル。これはこれで和んだが。
前回は一般コースを無視して適当に滑ったが、今回は東登山道のある尾根を忠実に滑る。この尾根が実に楽しい。ラストは小沢を越えられずゲレンデまで戻るのに苦労したが、そんな苦労も無視できるほどの楽しさだった。
今年は雪が多かろうと久しぶりに富士山下部の二ツ塚へ。予想以上のコンディションの良さに俄然やる気が出て、二ツ塚は無視して時間を決め登れるだけ登る。クラスト雪で転びまくりはしたが、いい練習になり実に満足。
日曜だし体力も落ちているのでサクッと帰れる手軽な湯ノ丸山へ。雑木がすっかり生い茂りまともに滑れないスキー場跡地がネックだったが、先週の大雪でかつてのゲレンデようにスッキリ。いつもこうだといいんだけど。
今週も天気が良さそうなので妙高三田原へ。前夜の降雪でコンディションも良いかと思われたが、黒沢池への北西斜面以外は新雪もほとんどなく3月のような雪質。まあロケーションはいいのでそれでも十分に楽しめるのだが。
深雪パウダーが滑れると人気の黒姫山東斜面だが、距離が短く、ゲレンデ往復のなんちゃってコースと思っていた。が、標高差はそれなりにあり予想外の本格コース。快晴後にもかかわらず最高のツリーランを堪能できた。
恒例となったGW後の燧ヶ岳。アクセスこそ悪いものの、簡単に登れるためGW後の山行としてはちょうどいい。この日は降雪後の腐れ雪で雪質はイマイチながら、快晴の中いつも通り快適な山行を楽しむことができた。
2日目はまず薬師岳まで往復し、北ノ俣経由で下山。薬師岳からの滑降は快適だったが、北ノ俣の大斜面は昨日の新雪が腐ってグダグダ。それでも十分楽しかったのが、もう1泊してもっといろんな斜面を滑ってみたかった。
久々に北アルプスでも行こうと北ノ俣から太郎平小屋へ。天気も良さそうだし楽勝だと考えていたが、距離があって意外とキツい。途中からは吹雪&ガスで視界ゼロになりGPSだけが頼り。やっぱり北アはナメちゃあいけん。
前回は途中まで行ければいいやと思っていた焼山だが、十分日帰り往復可能とわかり、今度は山頂狙いで行ってみる。が、雪崩が怖くて結局途中で断念。多少悔いは残るが、真っ白な北面台地を滑れただけで良しとするか。
最近目立って人気の鍋倉山だが、アクセスは悪く、高度差も中途半端なためあまり行く気にはなれなかった。が、行ってみるとさすがの面白さ。春の快晴の中、ブナの疎林帯を滑るこの心地良さは何事にも代えがたい。