茶臼岳コースは根子岳のように整備されたつまらないルートだと想像していたのだが、まったくの誤解だった。短いながらもなにより雪質が素晴らしく、この地域特有のアスピリンスノーを思う存分楽しむことができた。
山頂からワル沢を滑る。ゲレンデのような上部より、沢沿いをクネクネ滑る下部のほうが変化に富んでいてむしろ楽しかった。途中スピードを出しすぎてクラックに突っ込んでしまい、怪我はなかったが大いに反省。
初めての年は雪不足、逆に2度目は雪が多すぎて御池まで車が入れず、七入から1日がかりで往復するはめになった。3度目となる今回はコンディション的には最高で、とても快適な半日ツアーを楽しむことができた。
バス、ロープウェイを使ってとアクセスは面倒だが、千畳敷カールの滑降はアルプス的で豪快。カール内を登り返してアチコチ滑るのが一般的なのかもしれないが、我々は散歩がてら木曽駒を往復。これはこれで楽しい。
今年は雪が早く、立山辺りは絶好のコンディションらしい。うらやましく思いつつも、仕事で連休の取れない我々は日帰りの神楽ヶ峰でお茶を濁す。まぁこの時期に山スキーができるというだけでありがたいことなのだが。