恒例の西吾妻ツアー、今年は長年あこがれの大沢コースへ行く。しかし少雪で樹氷ひとつない藤十郎はあまりに味気なく、鯨の背などの滑降適地もいまひとつ。コンディションが悪いとはいえ期待はずれのツアーになった。
北アルプスが一望にできる快晴の中、この時期お気に入りの四阿山に出掛ける。少雪ゆえ牧場に出るまでの林道は雪の付いていない場所さえあったが、全般的に滑降には問題なく、予想以上に快適な一日を過ごすことができた。
記録的な少雪となったこの冬、もう少し積もらないかと様子を見てきたが、いっこうに増える気配もないので、板を擦る覚悟で定番の湯ノ丸山へ行く。しかし思ったほどひどくはなく、それなりに楽しむことができた。
お手軽春スキーのメッカ、八甲田山。今回は最高峰の大岳と最長ルートの箒場岱を組み合わせる。整備され過ぎてバックカントリー感に乏しいかと思われたが、そんなことはなく広大な風景の中春スキーらしい滑りができた。
これまで御浜までのお気楽コースを往復したことはあるが、今回は山頂まで行こうと祓川コースをとる。無木立の斜面はまるでゲレンデのようだが、それでも眼下に海を見ながら豪快に滑れるこのコースは超一級であった。
GW後半は久しぶりの東北ツアー。初日の月山は鳥海山への行きがけにちょっと寄っただけのものだったが、あまりに楽しいので山頂から志津まで滑りきる。お手軽コースながら満足度は高く、月山山菜蕎麦も最高だった。
徳内夫妻は尾瀬ヶ原散策、私とダマは至仏山を滑って山ノ鼻合流という計画を立てる。尾瀬ヶ原に向かってのムジナ沢滑降はさすが気分いいが、かっとぶには軽い板では心許ない。バンディットを持ってくれば良かった。
恒例の会津駒。今シーズンのダマの課題の山である(勝手に決めた)。4月後半というのに今週も新雪で、それが腐って決して滑りやすい雪質ではなかったが、それでも意外にすんなり滑って降りてこれた。ダマ開眼説アリ。
いわゆるクラシックルート。あいにくのガスで、この手のルートの楽しみである「春のうららかな日にのんびりと」的なツアーにはならなかったが、雪はたっぷり残っており、駐車場まで問題なく滑りきることができた。
サトこと徳内ヨメの久しぶりのツアー。体力がまだ回復してなくてつらそうだったが、がんばって天狗原まで登ってもらう。へリスキーコースにもなっているがそれほど人は多くなく、雪も滑りやすくてなかなか楽しめた。
二分登山口からの大岳コースは今回が初めて。あいにくの天気で、特に上部は深いガスに包まれほとんど滑りにならない。それでも予想以上に素晴らしいコースであり、雪質にも恵まれ今シーズンのベストツアーになった。
ダマ強化訓練で巻機へ行く予定だったが、前夜までにかなりの降雪があり、これなら平標山も相当楽しめるのではないかと急遽変更。さすがに春の雪でフカフカ深雪とはいかないが、快晴の中とても満足行く山行となった。
土曜にピエールからメールがあり、西ゼンを滑るなら土樽まで迎えにきてくれるという。これはもう行くしかない。ピエールたちとは山頂で別れ、ひとり西ゼンへ。彼らのおかげで前々からの課題を解決することができた。
初めての黒姫山。スキー場からの人気コースではなく、戸隠側から南西尾根を滑ってみる。せっかくなので黒姫山まで往復したが、外輪山上は狭く起伏もあってほとんど滑りにならない。が、南西尾根はなかなか楽しめた。
昨日の好天から一転、今日は朝から大雪。しかし人気のあるこのルートもおかげで他に人はやって来ず、さらには昨日までのガチガチ雪も新雪で覆い尽くされる。ダマも昨日の三田原山よりこちらの方が気に入ったようだ。
いつもは2300点を終着とするのだが、天気も良いので三田原山まで足を延ばす。これが失敗。最後の林道滑りを減らそうとした結果、トラバースばかりになってしまった。せっかくの最高の斜面、真下に滑りたかった。
以前から興味のあった黒姫山界隈であるが、まずは最近取り上げられることの多くなった佐渡山に行ってみる。晴天が続き3月特有の滑りにくい雪質ではあったが、思いのほか素晴らしいコースで十分に堪能できた。
恒例の2月連休の西吾妻山、もはやどんな悪天でも遭難することはあるまいと、初心者のダマを連れていく。10年前の我々のように見事なまでに転んで深雪に埋まりまくってくれたが、十分に楽しんでくれたようだ。